1. トップ
  2. 片思いの人の遅刻癖にモヤモヤ…「すんごく」効果がある、自分が先に進むための方法とは

片思いの人の遅刻癖にモヤモヤ…「すんごく」効果がある、自分が先に進むための方法とは

  • 2026.7.29

はーいみなさん、ごきげんよう!満島てる子です。

ねぇ、これを読んでいるあなたって、約束の時間って厳守する方?
それとも比較的そこらへん、ゆるやかな方?

あたしは、おのれのスタンスとしては可能な限りパンクチュアル。
相手に対しては、ある程度までは寛容でいたいなぁなんて思っているんだけれど。

とはいえ、なかなかこころの余裕がなかったり、定刻をとっくに過ぎてのお相手登場とかが立て続いたりすると、イライラもするし「なんなんだてめえ」って言葉、喉まで出かかったりするときもあるのよね。
そんな経験、みなさんはあったりするかしら。

Sitakke
ライター・満島てる子

今回のお手紙は、まさにそんな経験に苦しんでいる方からのものみたい。
しかもそこに、ロマンティックな事情までどうやら絡んでいるようね。こりゃ大変!
早速ご紹介させていただこうと思います。

読者からのお悩み「好きな人が遅刻魔。しかも打算が垣間見えてモヤモヤ…」

Sitakke
Sitakke

やだぁ、「数年前から気になっていた相手」と「食事などに行くようにな」ったなんて、なんだかSo Sweetな話題!

にも関わらず、なんだか文章の雲行き、ど頭の時間を守る守らないってテーマと相まって、なんだか怪しい感じ……。
何はともあれ「匿名希望」さん、まずはメッセージありがとうございます。

なるほどねぇ。意中の相手が遅刻魔というか、いろんな点からしてその人、『しょぶたれくさい』方なのかしら(突然出身地、三重県の方言使ってごめんね。意味は「だらしない」を煮詰めて濃くした感じ)。

無自覚な状態であるにも関わらず損得勘定をベースに動けるというのは、この汚く厳しく非情な世の中でサバイブしていくには、おそらく向いているというか。

お相手、きっと本能的な強さのある方なんだろうなぁと思いましたし、そういう人ってえてして、セックスアピールもぱっきりきっちりしてること、多かったりするわよね。

かつて小娘だったころ、そういうタイプの殿方にやたらと惹かれては失敗続きだった人間としては、「匿名希望」さんの目下の状況、他人事とは思えずにおります。

あたしが背中を押すってことは

Sitakke

にしてもそうかぁ。
「遅刻してくることがほとんど」とか、まぁどう考えても、一旦普通に萎えるよね。

その上、別の予定を守るときについては、「奢ってもらえそう」「高いものが食べられそう」「何かをタダでもらえそう」って欲が見え見えな感じなんて、そりゃあ100年の恋も覚めそうにもなるさというか。

「匿名希望」さんが現在抱えているであろう、歯痒く悔しく、もどかしいに違いない心情を思うと、こちらまでモヤモヤしてくるレベル。

「時間にルーズな人はお金にもルーズ」というくだりも、どの程度どのようになのか、あたしは気になって仕方ありません。

でも不思議なことにね、こういう相手のことをルーズだと重々承知していながらも、どうしても愛しさ募って追いかけてしまう瞬間が、なぜか人生にはあるようで(身に覚えのある読者さんもいるんじゃないかしら)。

金、時間、下半身。
いろんなだらしなさをネガティブに感じつつも、そのマイナス要素がまさかの追い風となり、恋が止まらないものになっていく。

そんな事態に巻き込まれた経験って、少なくともあたしにはありますし、もしかして「匿名希望」さんもそうだったりするのかなぁと、お手紙の書き方から思っていたりするの。

だってね。
「匿名希望」さんが目下あたしに求めているのは「この片想いを終わらせるために」「背中を押」すこと。

それって、屁理屈に聞こえるかもしれないけれど、あなたの恋心は現在終わっていないのと同義。
もっと言うと、その恋心は自分だけで終わらせられる状況にはないことも意味している。

そのレベルであなたは、相手のことが今、結局好きってことなのよね。

なんなら、このお悩み相談ルームに愚痴を投稿してしまうぐらいには、相手のことをおのれの意識のなかから消せずにいる。
少なくとも、結果的に「想い人」として、こころの中には置いてしまっている。

うぅ〜ん、切ない状況だよなぁ。

恋というのは、結果的に当人たちの間だけで様々な要素が動き、変わり、進んで(時に終わって)いくものです。

「匿名希望」さん。あなたのロマンスの現状は、あなたにしかわからないことだし、その舵きりもあなたにしかできないことだとは思っているんだけれど。

もしかしたらお相手のルーズさによって、ますますどこか無意識的にも昂っているかもしれないあなたの熱情。
そこにどうやってメスを入れたらいいかしらと、相談を受けた身として、あたしは考えあぐねています。

あたしなりのAnswer

Sitakke
先日の沖縄の海。やっぱり美しかった!

さて、「匿名希望」さん。
あなたの恋に終止符を打つようなことは、あたしの立場からできるものでもないし、すべきでもないと個人的には思っているのですが。

そのロマンスがどうなるにせよ、あなたが前を向いて進んでいけるよう「背中を押」したい気持ちなら、今あたしにはとんでもなくある。
それを前提としながら、ここからの文章を綴らせていただきますね。

で、まずね。
あなたが惚れている、しょぶたれくさいその相手なんだけどさ。
その人について「ああ、多分ここが究極の冷めるポイントになりうるよなぁ」とあたしが思うのが、他者を専ら「手段」として見做しているという点。

他者とのつながりに対して、損得勘定という基準から商品につけられているような値札を貼り、比較して取捨選択しているところとか。

社会生活を成り立たせる基礎的なルールであり、他人を尊重するベースを作っている「約束」という仕組みを、安易な仕方でおろそかにできてしまうところとか。

これは、自分が都合よく生きていけるのであれば、周囲の人を道具のように扱って良しとする態度といえるでしょう。

こう表現されるとショックかもしれませんが、あなたは相手にとって今のところ、気楽に場に出す事のできる便利な手札のような存在なのかもしれません(他の友人たちもきっと、同様の不満を抱いているんじゃないかしら。聞けるなら聞いてみてもいいかも)。

ちなみにあたしも、この手札的/手段的な扱い、惚れた人から受けたことあるのよね。

例を挙げると…居酒屋に呼び出され、勇んで行ってみたらベロベロで何人かで飲んでおり、ろくに話もできないままお会計の時間に。
「財布無い。次返すから」と言われ、支払いはその場の全額あたし持ち。

その繰り返しが何度続いたのかは、今となってはもうわからないほど。
(あのお金、総額で考えると全然返ってきてないわね。そういえば。悔しッ!)

「あたしだって、さすがにここまで都合のいいモノのように扱われるの、嫌なんだけど!?」と、相手にブチギレたい気持ちを常に抱えていたのを、よく覚えています。
辛かったなぁ、あのイライラ我慢するの。

「匿名希望」さんも、似たような怒りを相手に抱えていたりするのかしら(そうでないといいけれど)。

ただね。そんなムカつく経験のおかげであたし、ひとつの学びを実は得たの。

すんごいの、これ

Sitakke
HBC赤れんがプレミアムフェスト!したっけラジオで考案した「レインボー」のかき氷も食べました!

それはね、こういう他者を「手段」化しがちな人間に対しては、「華麗にどこまでもそいつを愛し抜く」のこそが、もっとも効果のある復讐方法なんだってこと。

すんごいのよ、これ。

今話に挙げたお相手にはね。
「これからはもう無くさないでね」と、財布をプレゼントしてみたり。
お会計を求められる前に、全てを済ませて「次行きましょうか」とエスコートしてみたり。

そんな風に、向こうの欲求を徹底的に先回りして叶えるというのを、ある程度の期間続けていたらさ。

フッとある日その人への興味というか、恋心が霧散した瞬間があったのよ。

多分、都合のいいヲンナをやり切って満足したというか、「手段」に徹することにあたしも飽きたんだと思う。

それでね、きっぱり離れてみたら。

なんとその男、こちらにすがりついてきたわけ。

マジで送ってきたんだけどさ、メッセージで「この人生で、君ほど僕のことを愛してくれた人はいない」だって。
やっだぁ!ほんっとマジで、バッカみたい!←

…とまぁ突然、昔の男の悪口大垂れ流し案件になってしまいましたし。笑
今書いたやり方を真似してとは、口が裂けても言えないんだけれど。

相手を手段ではなく目的として徹底的に扱い続け、尊重して付き合い、慕い、想えるだけ想い切ってみること。
このことだけはあたし、「匿名希望」さんに「ぜひやってみて」と伝えたい。

それができれば、その事実がきっと。
今の人に対するロマンティックな感情が消えてしまったあとも、きっとあなた自身を納得させてくれるはず。

「向こうはともあれ、自分は相手をしっかり大切にした。恋、やり切った」って。

「匿名希望」さんは「冷めてきている自分がいます」と、素直に書いてくれてもいて。
もしかしたらこのコラムが届くころには、目下の恋心も完全に鎮火してしまっているかもしれませんが。

もし間に合うならば、最後の炎を今一度燃やすつもりで、どうか相手と向き合ってみてください。
そのチャレンジが、恋愛の成功如何に左右されない、こころの強さをもたらしてくれるはずだから。

あなたがこれからも、出会った誰かのことを芯から大事にできる、優しい人であってくれるよう。

そして、そんなあなたが然るべきベターハーフと出会ってくれるよう。
画面の向こうから、これからも応援していますね!

ま・と・め♡

というわけで、今回は恋の話をピックアップしてみました。

恋だけでなく友情なんかも含め、相手の向けてくれている情愛をいいように利用し「手段」化してしまう人とも、時に出会ったりもするけれど。

自分自身はそういうことを避けていきたいし、出会った他者を、きちんと大切にできる人でありたいなぁ。
そう改めて考えさせられる、いい回だった気がします。

次はどんな回になるかな。じゃ、Sitakkeね〜!

***

読者の皆さんからのお悩み募集中!

★お悩み大募集中★
日常のモヤモヤからガチ相談まで…随時、応募フォームで受け付けています!みなさんからの投稿、お待ちしています!

***
文:満島てる子
イラスト制作:VES
編集:Sitakke編集部あい
***

満島てる子:オープンリーゲイの女装子。北海道大学文学研究科修了後、「7丁目のパウダールーム」の店長に。 2021年7月よりWEBマガジン「Sitakke」にて読者参加型のお悩み相談コラム【てる子のお悩み相談ルーム】を連載中。お悩みは随時募集しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ