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友人が作った友達3人旅のアルバムを開いたら、私だけがどこにもいませんでした

  • 2026.7.31
ハウコレ

「私、アルバムにほとんど写ってないよね」意を決して彼女に会いに行きました。返ってきた答えは、私が想像していたどんな言い訳とも違うものでした。

3人分の思い出だと思って開いた手作りのアルバムに、写っていたのは彼女ともう1人だけでした。

手作りのフォトブックを受け取った日

友人からグループチャットで、そろそろアルバムを渡したいと連絡が来たのは、旅行から1ヶ月ほど経った頃でした。彼女は普段からデザインの仕事をしていて、いつか3人で行った旅行の写真をまとめると話していたのです。

待ち合わせたカフェで、彼女は包みを差し出しながら「アルバム、できたよ」と笑いました。リボンつきの本格的な仕上がりで、私は「ありがとう、うれしい」と返し、その場で開けるのはもったいなくて、家に帰ってから机の上で丁寧に紐をほどきました。

表紙には、旅先の海辺で撮った波の写真。ページをめくるたびに、あの3日間がよみがえってくるようで、最初はうれしくてたまりませんでした。

何度めくっても、そこにいるのは2人だけ

異変に気づいたのは、5ページ目あたりでした。念のためページを戻し、また進めました。城跡の石垣の前で並んで笑う2人がいて、市場では果物を分け合っています。ホテルの部屋で寄り添う2人の写真もありました。どのページも景色と2人組の構図で、もう1度表紙からめくり直しても、私の姿は見つかりません。

ページの隅を指で押さえながら、私は数を確かめていました。30枚以上のうち、私が写っているのは片手で数えられるぐらいです。3人で行った旅行のはずなのに、アルバムから私は消えていました。

「私、アルバムにほとんど写ってないよね」と聞くまで

グループチャットには、「アルバムありがとう。丁寧に作ってくれてうれしい」とだけ返しました。喜んでいるはずなのに、選んだ言葉はどこか他人行儀に見えました。もう1人の友人からは「私も届いた!最高だね」とすぐに返信があり、既読の数字だけが増えていきます。

それから3日、私は同じアルバムを何度も開いては閉じました。彼女は私を友達だと思っていないのかもしれない。頭の中で想像だけが膨らんでいきます。思い切って、私は彼女に「話したいことがある」と送り、カフェで向き合いました。飲み物が届いたあと、私は口を開きました。

「私、アルバムにほとんど写ってないよね」

そして...

「盛れてる写真選んだらこうなっただけだけど」彼女は悪びれる様子もなく、自分の判断が正しいと信じ切っているようでした。確かに彼女ともう1人の友人は可愛くて、よく街中でも声をかけられています。

でも私は姿勢を正して言い返しました。「3人で行った旅行のアルバムだよね?私が写ってないなら、それはあなたともう1人の記念だよ」彼女は口を開きかけて、そのまま黙りました。「そんなに綺麗なアルバム作りたいんだったら、1人でそこら辺で自撮りでもしてれば?」それだけ伝えて、私は席を立ちました。

アルバムは置いていきました。旅行の思い出は、私のカメラロールにちゃんと残っています。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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