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ドウェイン・ジョンソン「マウイは特別な役」『モアナと伝説の海』への想いと日本文化へのリスペクトを語る

  • 2026.7.28

映画『モアナと伝説の海』(7月31日公開)でマウイ役を務めるドウェイン・ジョンソンがプロモーションのため来日し、日本メディアに向けてミニ記者会見を実施。マウイ役への想いや本作での挑戦について語った。

【写真を見る】ドウェイン・ジョンソン、マウイ役はボディスーツを着用して演じていた!その理由とは?

ドウェイン・ジョンソンが語る日本との深い繋がりとは [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ドウェイン・ジョンソンが語る日本との深い繋がりとは [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

本作は2016年に公開され、日本でも大ヒットを記録したディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』を実写化したもの。周囲を海で囲まれた美しい島、モトゥヌイで暮らす“海に選ばれた少女”モアナ(キャサリン・ランガイア)が、愛する家族や世界を救うために、伝説の英雄である半神半人のマウイ(ドウェイン・ジョンソン)と共に、美しく神秘的な大海原へと冒険に旅立つ物語。アニメーション版でマウイの声を務めたジョンソンが実写版でも同役を務めている。

「日本に戻ってくるのはいつもすばらしい体験」

映画のプロモーションでの来日は12年ぶりだというジョンソンだが、実は日本には何度も足を運んでいるという。「数年前には『スマッシング・マシーン』の撮影で日本に来ました」と明かし、「もしかしたら知らない人もいるかもしれないけれど…」と前置きし、ザ・ロックの愛称で活躍したWWE時代を振り返り、「初めて日本に来たのは2000年代の初めにプロレスラーをしていたころ。日本中をツアーで回って、各地でプロレスの試合をしていました。日本に戻ってくるのはいつもすばらしい体験です」と笑顔で語る。

アニメーション版に続き、実写版でもマウイを演じることで、より役への愛着や理解度も深まったという。「マウイ役を演じるのは3回目。こだわったポイントは太平洋諸島の文化を忠実に描くことでした。マウイというキャラクターは、いまは亡き私の祖父の“ハイチーフ”ピーター・メイビアにインスパイアされています。マウイは巨漢でおもしろくて、チャーミングで、歌も歌うというキャラクターですが、自分の家族とこれほど深く結びついたキャラクターを演じられる機会は、今後あるかどうかわからないから、本当に特別な役だと思っています」とマウイ役への思い入れの強さを語り、自身のスマホに保存してある祖父の写真を、記者に披露し笑顔を見せた。

マウイ役へのアプローチも丁寧に解説 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
マウイ役へのアプローチも丁寧に解説 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

マウイを演じる際には、インスパイアされた祖父の名を汚すことのないよう、リスペクトの気持ちを強く持ってアプローチしたと明かす。「感謝と愛、リスペクト、そして喜び。そういった感情を思い浮かべながら演じました」と振り返る。その祖父もプロレスラー時代に日本でツアーをしていたそうで、日本とは深い繋がりがあると話したジョンソン。日本への思い入れは強いようで、ハワイに建設中だというジムの写真も披露。ジムの床の中央には一筆書きの円、“円相”が描かれている。円相とは、禅における書画のひとつだ。「この輪っかが閉じていない部分は未完成であることを意味しています。完璧ではないものの美しさみたいな精神を表しています。この円相と“無心”という言葉を胸に毎日トレーニングをしています。宮本武蔵の『五輪書』を読み、すごくインスパイアされたんです。トレーニングに行くたびに、雑念を捨てて無心になれるように言い聞かせて集中しています」と日本の文化へのリスペクトを語った。

「VFXチームにとっては作業がやりやすかったと思います」

【写真を見る】ドウェイン・ジョンソン、マウイ役はボディスーツを着用して演じていた!その理由とは? [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
【写真を見る】ドウェイン・ジョンソン、マウイ役はボディスーツを着用して演じていた!その理由とは? [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

劇中でマウイが歌う「You’re Welcome(俺のおかげさ)」はマウイを象徴する人気曲だ。「これまで『ジュマンジ』や『ワイルド・スピード』などいろいろな映画に出てきたけれど、歌ったりはしなかったので(笑)。みんなに愛されている曲を歌うのは今回の映画ではある意味挑戦でした。でも、これは非常に“Welcome”な挑戦で、本当に楽しくやらせてもらいました。なによりリン=マニュエル・ミランダがストーリーと深く結びついた歌詞を音楽に乗せてくれたので、それを頼りに歌うことができたというのは大きかったと思います」と感謝の言葉を述べた。

ジョンソンは本作でボディスーツを着用している。「もともとは自前の体で演じる予定でした」と語ったジョンソン。しかし、本作の撮影に入る前に日本で撮影していた映画で演じていた格闘家の役が影響し、ボディスーツを着用することになったと明かす。「かなりの試行錯誤がありました。ちょうど2年くらい前に日本で撮影していた『スマッシング・マシーン』で、体重を285ポンド(約129キロ)にしていたのですが、『モアナ』の撮影までに4週間しかなくて。その体型はマウイ役にはそぐわないということでボディスーツにしました。2か月くらいあれば、体づくりができたんだけど…」と話したジョンソン。『スマッシング・マシーン』で演じた役は、実在の元総合格闘家マーク・ケアー。肉体改造により、かなりの筋肉をつけていたという。

ハワイに建設中のジムにも日本の文化に影響を受けているという [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ハワイに建設中のジムにも日本の文化に影響を受けているという [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

自分の体で演じることは叶わなかったが、ボディスーツを着用することによるメリットもあった。「アカデミー賞受賞歴のあるすばらしいスーツメイカーであるジョエル・ハーロウに急遽ボディスーツを作ってもらいました。僕の素肌にCGを合成するよりも、スーツの上にCGを合成するほうが、VFXチームにとっては作業がやりやすかったと思います」と、命を宿し自由に動き回るマウイのタトゥーが動く様子を指で再現しニッコリ。「結果オーライだった!」と満面の笑みを見せる。「ただ、あのスーツはめちゃくちゃ暑くて。重さは35ポンド(約16キロ)あるし、ウィッグもかぶらなきゃいけないから、暑いなかの大変な撮影でした。でも、最終的にはすばらしい作品が出来上がったので、挑戦できて本当によかったと思っています」と充実感を滲ませていた。

モアナ役のキャサリン・ランガイア [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
モアナ役のキャサリン・ランガイア [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

主人公モアナ役のキャサリン・ランガイアとの出会いについても語ったジョンソン。「トーマス・ケイル監督から、『モアナを見つけたかもしれない』と言われて。『なにがよかったの?』と訊いたら、彼女には言葉にできない“なにかがある”と言われて。実際に彼女に会ってみたら、本当に監督の言う通り、“なにかがある”と感じました」とのこと。その“なにか”は実際に映画を観れば、確かに“なにかがある”と感じると思うとも付け加え、「なにがすばらしいって、彼女は映画初出演だということ。初出演でこの対策に挑戦しないといけない。それはまるで、珊瑚礁を超えて大海原へ向かっていくモアナの状況そのもの。みんなに愛されている名曲を歌い、ハリウッド大作に初出演。かつ、17歳でそれをやるというのは、ものすごいことに挑戦したと思っていますし、本当に、劇中のモアナのように、島を飛び出し大海原へ出かけたという旅路をそのまま経験したんじゃないかなと思っています」と称賛。

映画『モアナと伝説の海』は7月31日(金)公開 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
映画『モアナと伝説の海』は7月31日(金)公開 [c] 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「これは僕の想像だけど…」と前置きし、「さらに大変だったのは、初出演で共演相手が僕であるということ。ほぼ2人芝居だから、僕と芝居でスパーリングしないといけないし、2人の間にケミストリーが成り立っていないといけない。でも僕は、別に手加減をしたりするつもりはなくて。僕には3人の娘がいるのだけど、彼女を自分の娘のように思い見届けていました。彼女は見事に挑戦を受けて立ち向かってくれました。いろいろな映画評があるなかで、キャサリンの歌がすばらしかったとみんなが一様に言っています。本当に見事だったと思います!」とランガイアの挑戦に触れ、賛辞を送った。

取材・文/タナカシノブ

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