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ママ友というのはこんなにも難しい? 笑えるものから黒〜いものまで、「ママ友あるある」を詰め込んだ衝撃のコミックエッセイ!【書評】

  • 2026.7.28

【漫画】本編を読む

「ママ友」と聞くと、構えてしまう人がいるかもしれない。『ママ友のオキテ。』(又野尚/ぶんか社)は、子どもを通じて生まれるママ友という関係の、ちょっと黒い部分や笑える「ママ友あるある」などを描いたコミックエッセイだ。

ママ友関係の始まりは入園式や入学式が多い。そこから行事などを通じて、井戸端会議やランチ会、茶話会などが開かれていき、いつしかグループのようなものが形成されていく。誰と仲良くするか、どのグループに属するかという選択がその後のママ友生活を左右するのだ。

本書では自分に合いそうな人やグループの見つけ方などのほかに、困ったママ友事例も紹介されている。なかでも印象的なのがB香さんについてのエピソード。彼女は、一見親しみやすい「いい人」なのだが、以前、美人で目立つA菜さんと友だちになろうと近づくも相手にされなかった。その腹いせとしてA菜さんの評価を下げるために根も葉もない悪口を言いふらすという裏の顔を持っていた。大人のすることとは思えない痛々しい行動だが、周りのママたちもそのウソに振り回されてしまっているのである。

こんな話を読んでいると、「ママ友」というつながりは特殊な関係だと感じる。共通点は同年代の子どもというだけで、好むと好まざるとにかかわらず毎朝顔を合わせたり、行事などで一緒に行動したりする必要があるため、距離の取り方が難しいからなのかもしれない。加えて、見栄や妬み、競争心といったものが絡んでくるとより複雑になり、モヤつきや、最悪にはトラブルの温床にもなりがちだ。

ほかにPTA役員になったときの苦労話など「ママ友あるある」も満載で、考えさせられる話から、共感する話まで詰まっているのが本書の魅力だ。

ママ友関係で悩んでいる人には「あなただけじゃない」と寄り添い、ママ友デビューを控えて不安に思っている人には、心をすり減らさないためのヒントを教えてくれる本書。とはいえあまり深く考えず、ちょっとした世間話と捉えて気軽に読むのが一番……かもしれない。

文=つぼ子

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