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女性4人のシェアハウス生活の結末は? 推し活、友情、結婚…揺れる30代を描いた等身大のシェアライフコメディー『むぎのはな』の最終巻が登場!【書評】

  • 2026.7.26

【漫画】本編を読む

好きなものを大切にしながら、自分らしく暮らしていく。言葉にすると簡単だが、実際にはなかなか難しいことだ。『むぎのはな~shared life is beautiful~』(市川なつを/KADOKAWA)は、そんな揺れる心を抱えた女性たちが、シェアハウスで暮らす姿を描いたコメディーだ。2026年6月に発売された第2巻で物語は完結を迎えた。

30歳の山本麦は推し活を優先したことによって、結婚も考えていた恋人に別れを告げられてしまう。失意のなかにいた麦に声をかけたのが、高校時代からの親友・ともよだった。彼女は麦に、「女の子たちが自立しつつ支えあえる」シェアハウスを一緒に運営しないかと提案する。こうして麦は、ともよをはじめとした個性豊かな仲間たちとともに新しい暮らしを始めることになる。

第2巻では、シェアハウスでの生活がすっかり日常になった麦たちの姿が描かれる。それぞれの趣味を共有しながらインフルエンサーであるともよの動画撮影をみんなでしたり、グランピングに出かけたりと、互いに好きなものを否定せず、ほどよい距離で一緒に楽しみながら生活している空気が心地いい。クールな住人・ミヤともっと仲良くなりたい麦が、あれこれ距離を縮めようと奮闘する姿もかわいらしく、女性たちだけで暮らす楽しさがぎゅっと詰まっている。

とはいえ、本作はただ楽しい共同生活を描くだけではない。ある日、麦は旧友と再会する。その友人は学生時代に結婚を否定していたにもかかわらず、あっさりと結婚していたのだった。麦自身は迷いを断ち切ったはずなのに、このまま年齢を重ねていくことへのぼんやりとした不安がよぎる。さらに、かつての恋人から急に連絡が届き、麦の心はまた揺れ始める――。

麦たちは迷いながらも、今の自分たちに合う暮らしを少しずつ作っていく。にぎやかで、ゆるくて、でも胸に刺さる物語。そんな彼女たちはこれからどんな人生を選び、歩んでいくのか。ぜひ最後まで見届けてほしい。

文=つぼ子

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