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娘がある日突然不登校に…そんなとき親はどうすれば? 我が子のために奔走するシングルマザーの姿を描いた実録コミックエッセイ【書評】

  • 2026.7.26

【漫画】本編を読む

昨日まで元気に登校していた我が子が、翌朝から学校に行くことを拒否したら、あなたは何を考え、どんな行動をするだろうか。『娘が不登校になりました。「うちの子は関係ない」と思ってた』(小林薫/ぶんか社)は、中学2年生の一人娘が突然不登校になり、彼女のために苦悩し奔走するシングルマザーの姿を描いた実録コミックエッセイである。

本書の著者・小林薫氏の娘が中学2年生になったある春の日、腹痛を訴えて布団から出てこず、その日は学校を休むことに。「寝ていれば治る」と本人は言うが翌日も同じく腹痛を訴えたため病院に連れて行く。診断結果から仮病と判明し、明日は学校に行くことを約束する娘。しかし翌日もまた布団から出てこず、学校には行かなかった。原因は、娘が所属する吹奏楽部の顧問で、2年生から担任にもなった女性の先生に原因があるらしい。その先生は厳しく言葉が汚いために娘は苦手意識を持っていたのだ。かといって義務教育では先生を選べず、部活を変えることも難しい校風だったことから、娘は我慢できなくなり不登校となったのだ。

さらに追い打ちで、その担任から「もうすぐ夏休みで、体調に不安があるなら無理して“こなくていい”」という連絡が入る。小林氏はこの言葉から娘が学校から切り捨てられたと感じる。

学校の先生がたくさんの生徒ひとりひとりに100%のケアをするのは当然ながら不可能だ。だがこの中学校の先生は、学校に行けなくなった子どもが通える公立の教室の存在を知っていたのに提案も、最低限のケアすらもしてくれなかった。結局誰にも頼れず、小林氏は自らの足で娘に合いそうなフリースクールを探し出すのだった。

不登校になるのは避けたいことだが、どうにもならない現実はある。本作にはそんな子どもへの接し方について、専門家によるコラムも掲載されているので、小林氏と同じ悩みを抱えている人には大きな心の支えになるはずだ。

文=nobuo

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