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「もういい。今ここで連絡先を消して」嘘ばかりつく彼→私が別れを決意した、浮気以外の理由とは

  • 2026.7.26

消したはずの連絡先

付き合って間もない頃、彼の部屋で過ごしていると、彼のスマホが何度も鳴った。同じ女の子からの着信だった。

不安をそのまま伝えると、彼はあっさり頷いた。

「気にさせてごめん。もう連絡しないって、相手に言っておくよ」

その言葉を信じた私は、ほっと胸をなでおろした。

これで終わる話だと思っていた。

翌朝、彼は私の前でスマホを操作してみせた。

相手に断りの文章を送った、という体だった。

「もう消したから安心して」

彼はそう繰り返した。優しい口ぶりに、疑う気持ちは一度しぼんだ。深く考えなかった自分を、後で悔やむことになる。

続いていたやり取り

けれど翌週、また同じ相手から何度も着信が入っていた。

さすがにおかしいと思い、私はトーク画面を見せてもらった。

「連絡しないで」と頼んだ形跡は、一行もない。

むしろ毎日のように、二人は会話を続けていた。

「伝えるって言ってたのに、ぜんぜん送ってないよね」

「…口頭では言ったんだよ。本当に」

言い訳になっていない言葉が、ぽろぽろこぼれる。

私に向けた約束は、その場しのぎの嘘だったのだ。

「もういい。今ここで連絡先を消して」

彼は素直に、私の前でその子を削除した。

これで本当に終わったのだと、私はもう一度信じようとした。

バレた小細工

ところが数日後、見覚えのない名前の相手が、彼に頻繁に連絡してくるようになった。

様子が、消したはずのあの子とそっくりだ。

やり取りの内容も、親しい間柄でなければ出てこないものばかり。

ただの知り合いという説明には、どうしても無理があった。

「この別名で追加し直した子、あの子でしょ」

彼の表情が、見る間にこわばった。言葉に詰まり、口を開けては閉じるを繰り返す。

「これは、その、ただの知り合いで…」

「消したフリして、こっそり戻してたんだね。そこまでして隠したかったんだ」

彼はもう、まともに反論できなかった。視線を落とし、肩を縮めて黙り込む。

「浮気はしてない。誤解だって」

「浮気かどうかじゃないの。何回も嘘をついた人を、もう信用できない」

私は静かに荷物をまとめ、玄関へ向かった。彼は追いかけてくることもなく、うつむいたままだった。

あれだけ「安心して」と繰り返した人が、嘘を暴かれて言葉をなくしている。その姿に、未練はきれいに消えていた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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