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皆には「彼女いないよ」と笑うのに、私が好きな人を聞くとはぐらかした彼

  • 2026.7.24
ハウコレ

皆の前では恋愛の話を明るくかわすのに、2人になると彼は答えをはぐらかします。私にだけ言わないその横顔を、どう受け止めればよかったのでしょう。

飲み物を取りに立ったとき、背中の方で「彼女いるの?」と誰かが彼に聞くのが聞こえました。返ってきたのは「彼女いないよ」という軽い声です。私はその一言に、少しだけほっとしていました。ただ、私が知っていたのは、皆の前での彼だけでした。

皆には迷わず返すのに

グループで集まると、彼はいつも恋愛の話題の中心にいました。誰に何を聞かれても、明るくかわして場をなごませる人です。皆が笑う輪の少し外側から、私は彼の横顔をよく見ていました。いつか自分も、同じ気軽さで彼と話せる日が来たら。そんな期待を、こっそり抱いていたのです。

2人になったときだけ

集まりの帰り、たまたま彼と2人で駅まで歩くことになりました。さっき聞こえた「彼女いないよ」の声を思い出しながら、私はそれとなく踏み込んでみたのです。「じゃあ、気になってる人とかは?」。彼は少し間を置いて、「今はいいかな、その話」とだけ返しました。皆の前では恋愛の話を軽くかわしていた人が、私の質問には言葉を選ぶように口をつぐみました。歩幅がずれて、私はいつのまにか一歩後ろを歩いていました。

私にだけ言わない意味

それからも、同じでした。皆の前では明るくかわす恋愛の話なのに、私と2人になると、彼はそこには決して触れません。考えるほど、悪い想像ばかりが浮かびました。私は言いにくい相手なのかもしれない。私には期待を持たせたくないのかもしれない。どちらにしても、自分だけが線の外に置かれている気がして、私は彼を遊びに誘うのをやめました。

そして...

グループの集まりには、今も時々顔を出します。彼が皆に「彼女いないよ」と笑う声を聞いても、もう聞き出そうとは思いません。私の前でだけ閉じられたあの話の続きは、たぶん私には開かれないのだと、そう思うことにしました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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