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衣類・靴など“なおして使い続ける”文化を醸成。「日本サステナブルリペア協会」設立!

  • 2026.7.22

日本サステナブルリペア協会(Japan Sustainable Repair Association/通称:JSRA)は、7月4日「ファッションお直しの日」に、一般社団法人として設立したことを発表した。

JSRAは、衣類・靴・バッグなど、身の回りのものを「なおして使い続ける」文化を社会に根づかせ、修理・お直し産業の社会的価値向上と、循環型社会の実現に貢献することを目的とした業界横断型の団体だ。

設立の背景

日本では、家庭から手放される衣類のうち多くが廃棄されており、政府は家庭から廃棄される衣類の量を2030年までに2020年度比で25%削減する目標を掲げている。

環境省も、今持っている服を適切なケア・リペアによって長く大切に着ることを、私たちができる行動の一つとして示している。

一方、その廃棄を減らす重要な役割を担う修理・お直し産業は、小規模事業者の分散、人材不足、技術継承の停滞など、多くの構造的課題を抱えているそう。

また、ファッションのファスト化・カジュアル化などにより「直して使う」機会そのものが減少し、お直し業は社会に必要な存在でありながら、統計や制度の中でも十分に認識されず、「産業」としての基盤整備が進んでいるとは言えない状況にあるようだ。

JSRAのビジョン・ミッション

JSRAは、「なおして使い続ける文化を未来へ。お直しを社会に誇れる産業へ。」をビジョンに掲げ、技術・人材・品質・制度の基盤を整備し、リペア/リフォーム産業の振興を通じて、持続可能な暮らしと循環型社会の実現に貢献していく考え。

修理・お直しを社会に誇れる産業へと発展させるとともに、事業者、ブランド、行政、教育機関、企業、生活者が連携する全国規模の実践的な修理産業プラットフォームを構築する。

JSRAの主な機能

JSRAのバリューは、「磨く。育てる。つなぐ。広げる」。技術・人材・制度・文化の4つの基盤を整え、「なおして使い続ける」を社会実装していく。

「磨く」では、修理品質の評価基準、施工標準、用語定義、品質保証マーク等の整備を進め、生活者が安心して修理を選べる環境をつくる。

「育てる」では、技能認定制度や教育プログラム、学校連携等を通じて、技術者の社会的地位向上と若手人材の参入経路をつくる。

「つなぐ」では、修理業界の公式窓口として、行政・教育機関・商業施設・関連企業等との連携を促進し、業界共通課題の解決に取り組む。

「広げる」では、イベント、メディア、SNS等を通じて修理文化を発信し、「なおして使い続ける」行動を社会に広げる。

今後の活動予定

JSRAは設立後、技術・人材・政策・広報推進等の委員会活動を立ち上げ、会員企業・団体との連携を通じて、修理文化の普及と修理産業の基盤整備を進める。

また、10月の「リデュース・リユース・リサイクル推進月間(略称:3R推進月間)」に合わせて修理・お直しを中心テーマとしたイベントの開催を予定している。

さらに、全国のお直し事業者を中心とする正会員、ならびに循環型社会の実現に賛同する企業・団体・個人を対象とした賛助会員の募集を順次開始する。

設立時の参加企業・役員体制

設立時の参加企業は、理事・監事・事務局を担う企業を中心に構成されている。

参加企業(設立発起人)は、おしゃれ工房、アン・コトン、アプローズ、東京縫製、リフォームスタジオ、BPLab。そのうち、おしゃれ工房、リフォームスタジオ、BPLabが連携し、協会運営・会員対応・広報推進等を担う。

JSRA代表理事の髙橋実氏は、「修理やお直しは、単に壊れたものを直す仕事ではありません。使い手の思い出や愛着をつなぎ、ものを長く大切に使う暮らしを支える、これからの社会に必要な産業です。

一方で、現場では技術者の高齢化、後継者不足、品質基準の未整備など、個社だけでは解決しにくい課題もあります。JSRAは、お直しに携わる事業者が横につながり、技術・人材・制度・文化の基盤をともに整えるためのプラットフォームです。

『なおして使い続ける』ことが、生活者にとって当たり前の選択肢となる社会を目指し、会員の皆さまとともに、修理文化の普及と産業の発展に取り組んでまいります」とコメントしている。

なおして使い続ける文化を未来へ。JSRAの今後の取り組みに注目してみては。

■日本サステナブルリペア協会(Japan Sustainable Repair Association/通称:JSRA) 設立日:7月4日(土) 所在地:東京都立川市錦町3丁目2-2 TMタワー おしゃれ工房本社内

(Higuchi)

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