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軽々300ヤードを飛ばすスイングの秘密!「バンプ」の動きが超重要だった…

  • 2026.7.22

今月スポットを当てる3選手に共通するのは、圧倒的な飛距離。しかし、そのパワーの源泉はまったく異なる。

新時代の“パワフルさ”を体現する3選手のスイングから、飛ばしの本質を紐解く。

可動域でタメて反力で飛ばすパワースイング

アドレス~バックスイング

どこから押されても微動だにしなそうなガッシリとした構え。体重はほんの少しだけ左足寄りで、グリップはかなりストロング。大型ヘッドの特性を活かし、フェースローテーションをしないで打とうとする選手によく見られる形です。

全身を同時に動かしてテークバックするタイプで、ヘッドを引きずりながら振り上げるような動作はありません。体をあまり左右へ振らず、真ん中で回転していく動き出しです。

バックスイング~トップ

軽々300ヤードを飛ばすスイングの秘密!「バンプ」の動きが超重要だった…
Point:腕を長くしたまま体幹を大きく使っている(左)

左腕が地面と平行になったときに、腕とシャフトの角度が90度になっています。このときのポイントは、両腕を長く使い、体から手元が非常に遠いこと。

胸や肩の柔軟性がないと、ヒジを曲げるなどで回転不足を補いますが、ポットギーターの場合は関節を曲げてラクをせず、手元を遠く保って体幹部分を強くねじっています。

トップでは、これだけバックスイングが深くても骨盤がスエーせず、股関節や胸、肩の可動域が大きいことがわかります。

ダウンスイング~インパクト

軽々300ヤードを飛ばすスイングの秘密!「バンプ」の動きが超重要だった…
Point:切り返しで骨盤が左へスライドする(左)

ダウンスイングでは「バンプ」といって、骨盤がターゲット方向へスライドする動きが見られます。この動作によって素早く左足に体重を乗せる、そして写真のように胴体が先行することで、手元を体から遠ざけるダウンスイングが可能になります。

「手元が体に近いとよい」といわれることがありますが、手先の力でこれを行なうと、クラブヘッドは早い段階でリリースされるので、インパクトに向かってのスピードが落ちてしまいます。

フォロースルー

軽々300ヤードを飛ばすスイングの秘密!「バンプ」の動きが超重要だった…
Point:地面反力を強く使って両カカトが浮いている(左)

前腕のローテーションが少ないので、フェースの開閉も少ない。ストロンググリップの選手は最初から球のつかまりが担保されているため、フェースローテーションが少ない傾向があります。

左ヒザは伸び切っていて、左カカトがわずかに浮いているため、地面に強い力をかけていることがわかる。この地面反力が、インパクトからフォローにかけてヘッドスピードをさらに加速させ、大きな飛距離へとつながっています。

神ワザPoint

ポットギーターのスイングはとにかくアークが大きいです。ガッチリとした体格からは想像しがたいほどの柔軟性をもっているからこそできることで、アマチュアがマネしたらスイング軸が動いてしまうでしょう。

さらにこの2枚の写真からもわかるように、地面反力をタイミングよく利用することでヘッドのリリースを促進し、クラブスピードをかせいでいます。

いかがでしたか? 可動域を活かして反力で飛ばすポットギーターの打ち方をぜひ参考にしてみてください。

レッスン=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。〝アッキー〟の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。

Aldrich Potgieter
アルドリッチ・ポットギーター

●2004年生まれ、南アフリカ出身。185cm、90kg。2022年に全英アマチュア選手権を史上最年少で制覇したのち、大学を経ず2023年にプロ転向。圧倒的な飛距離でPGAツアーでも存在感を高めている新世代のパワーヒッター。

写真=田辺JJ安啓
※選手の成績やデータは4月11日現在

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