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「うちは持ってきてないけど大丈夫?」暗黙の了解を守らないママ友→図々しさ態度に感じた違和感

  • 2026.7.23

公園遊びに根付いた暗黙の交換ルール

幼稚園のお迎えのあと、同じクラスのママたちと近くの公園に流れるのが週3の習慣になっていた。

子どもたちは夢中で走り回り、降園からそのまま遊ぶので、夕方には決まってお腹を空かせる。夜ご飯に響かない程度の小袋菓子を各自で持ち寄り、輪になって交換するのが、いつのまにか暗黙のルールになっていた。

クッキー数枚、ひと口ゼリー、個包装のお煎餅。家の冷蔵庫を覗いてストックの一つを鞄に入れる、その一手間が当たり前になった頃のことだった。

1組だけ、毎回手ぶらで来る親子がいる、と気づいた。

「うちは持ってきてないけど大丈夫?」

明るい口調で笑いながら言うので、はじめは「今日はうっかり忘れたんだろう」と気にも留めなかった。

誰しも準備が抜ける日はある。私は自分のお煎餅を分けて、子ども同士で同じものを食べさせた。

8回続いた手ぶらと薄いお礼

違和感が確信に変わったのは、数えてみると8回連続で同じ展開だった日だった。彼女の鞄からは一度もお菓子の小袋が出てこない。配るほうに回ったことが、ゼロなのだ。

「すいません〜、また助かる〜」

受け取り方も毎回そっくりで、軽い会釈と細い声のお礼で会話は終わる。

次に会った時に菓子袋を持ってくるそぶりもなく、近所のスーパー袋を提げた帰り道でも、お菓子の話題は一切振られなかった。

(こちらが分けるのは前提なのか)

胃の奥に小さなしこりが残った。

金額にすれば数十円の話で、目くじらを立てる種類の出来事ではない。

それでも毎回、同じ顔で同じセリフを聞き、同じように頷いて袋を割く役を続けるのは、思っていた以上に消耗した。家に帰って夫に話しても「気にしすぎ」で片付けられてしまうのが、また苦しかった。

図々しさを見送ると決めた帰り道

転機になったのは、別のママが軽く笑いながら漏らした一言だった。お菓子をひとつ手渡したあと、彼女が席を立った隙に、こっそり目を合わせてきた。

「毎回もらいに来てるよね、あの子」

気づいていたのは私だけではなかった。声に出して共有しただけで、胸の中に押し込めていた違和感の輪郭がはっきりした。

誰も悪役を演じたいわけじゃない、ただ事実が一つ確認できた、それだけのことだった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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