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「早くもう一度観たい」トム・クルーズも熱狂。ノーラン『オデュッセイア』全米No.1発進

  • 2026.7.21

クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』が、7月17日の全米公開で初登場1位を記録した。ノーラン作品史上、そして主演マット・デイモンの出演作史上でも最高のオープニング成績となり、トム・クルーズまでもが絶賛の声を寄せている。(フロントロウ編集部)

『オデュッセイア』がロンドンでワールドプレミアを迎えたのが、7月上旬のこと。今度は本国アメリカで封切られた本作が、初週からとてつもない数字をたたき出した。

実写『モアナ』を抑えて、初登場1位

配給元によると、『オデュッセイア』は7月17日に北米を含む世界74の地域で公開初日を迎え、7月19日までに全米興行収入1億2,450万ドル(約200億円)、全世界では2億6,406万ドル(約427億円)を記録した(Box Office Mojo調べ、1ドル162円換算・7月20日時点)。同じ週に公開された実写版『モアナと伝説の海』などを抑え、全米ランキングで堂々の初登場1位に立っている。

この数字が驚きをもって受け止められているのは、単に大きいからではない。今年世界的にヒットした『Michael/マイケル』や『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』のオープニング記録を上回り、2026年に公開された実写映画でNo.1のスタートを切ったのだ。さらに、アカデミー賞最多7部門に輝いた『オッペンハイマー』や『ダークナイト』シリーズさえも超え、ノーラン監督にとって自身の作品史上最高、そしてマット・デイモンが主演した映画としても史上最高のオープニング成績となった。

人気シリーズの続編でもなければ、原作コミックの映画化でもないオリジナル作品で、しかも全米ではR指定。ハンデが多いはずのこの条件でこれだけの数字を出したことに、映画関係者の間でも驚きが広がっている。

記録を支えたIMAX、そして「A」評価

この記録的な滑り出しを牽引したのが、本作の最大の売りである映像体験だ。『オデュッセイア』は映画史上初めて全編をIMAXカメラで撮影した作品で、公開初日からその映像を最大限に体感できる大型スクリーンにファンが殺到した。IMAX上映だけで全世界5,180万ドルを稼ぎ出し、北米では興行収入全体の23.8%をIMAXが占めたという。日本・中国・韓国がまだ未公開であることを考えると、この勢いはさらに伸びる余地を残している。

『オデュッセイア』撮影現場のクリストファー・ノーラン監督(左)と撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマ
photo by Melinda Sue Gordon (C) Universal Studios. All Rights Reserved.

評価も数字に見合っている。米レビューサイトのRotten Tomatoesでは批評家スコア96%、観客スコア97%(7月17日時点)。映画館の出口調査「シネマスコア」でも、『オッペンハイマー』『ダークナイト』と並ぶ最高評価の「A」を獲得した。海外メディアからは「ノーランの最高到達点」「マット、キャリアの頂点」といった賛辞が並んでいる。

トム・クルーズも「早くもう一度観たい」

熱狂したのは一般の観客だけではなかった。世界的大スターのトム・クルーズもいち早く劇場で本作を鑑賞し、自身の公式Instagramに興奮そのままの投稿を寄せている。

トム・クルーズは、「うわぁ、すごい!クリス(ノーラン監督)、エマ(プロデューサー)、そして見事なキャストとスタッフの皆さんに拍手を贈ります。映画館で素晴らしい一夜を過ごさせてもらい、本当にありがとう。早くもう一度観たくてたまらないよ!」と綴った。

主演のマット・デイモンが英雄オデュッセウスを演じるほか、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンと、まさに全員が主演級のキャストが集結した本作。NYプレミアでその豪華な顔ぶれが話題を呼んだが、蓋を開けてみれば作品そのものの評価も期待を上回るものとなった。

ホメロスの叙事詩を原作に、ノーラン監督が構想20年をかけて映像化した『オデュッセイア』。日本では2026年9月11日(金)に全国ロードショーを迎える。世界を席巻するこの熱狂が、9月にはいよいよ日本にも届く。

『オデュッセイア』作品情報:公式サイト

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