1. トップ
  2. マンガ
  3. 中学生になった孫。戸籍上は親子じゃなくても一緒に過ごせればいいと願う嫁【高飛車嫁と献身嫁】

中学生になった孫。戸籍上は親子じゃなくても一緒に過ごせればいいと願う嫁【高飛車嫁と献身嫁】

  • 2026.7.21

幸子さんは、夫の三雄さんと長男夫婦の誠一さん、まゆみさんと4人で暮らす専業主婦。田舎で平凡ながらも幸せな日々を送っていましたが、ある日、次男の修二さんから生後2ヶ月のハルトくんを数年育ててほしいと半ば強引に頼まれます。次男夫婦は都会に住みながら外資系企業で働いていましたが、恵理子さんの妊娠を機に実家近くへ移住してきたものの、幸子さんたちを見下すような態度が続いたため距離を置いていました。仕事で海外赴任することになった次男夫婦は、自分たちではとても育てられないからと、実家にハルトくんを預けたのでした。幸子さんは戸惑いながらも預かることを了承し、長男夫婦と協力しながらハルトくんを育てることに。ハルトくんは誠一さんとまゆみさんを本当の両親だと認識し、5人で幸せに暮らしていました。しかし、ハルトくんが5歳になった頃、帰国が決まった次男夫婦が突然ハルトくんを連れ戻しにやってきます。5年間ほとんど連絡もしてこなかった上に、お金があれば幸せにできると思い込んでいる次男夫婦の考えの甘さに呆れ、腹立たしさを感じた幸子さんは、少しずつハルトくんとの関係を築くべきだと伝え2人を追い返しました。すると数日後、修二さんが1人で実家にやってきます。今すぐハルトくんを取り戻したいという考えを改めた修二さんは、少しでもハルトくんと親しくなるために一緒にサッカーをやろうと訪ねてきたのでした。ハルトくんと実家の家族と1日を過ごした修二さんは、「親」がどういうものかを目の当たりにし、ハルトくんはこのままここで暮らす方が幸せだと痛感。恵理子さんがハルトくんに興味を失っていたこともあり、自分は「親戚のおじさん」として関わり、長男夫婦にハルトくんを託す決断をしました。その後、次男夫婦は都心に引っ越し、修二さんだけは月に一度ほど実家に顔を出すようになりました。

一緒に過ごせればいい

ママ広場

ハルトに接する誠一とまゆみちゃんを見て「親」がどういうものかを目の当たりにした修二は、ハルトはこのままここで暮らす方が幸せだと感じたようです。ハルトを取り戻したがっていた恵理子さんも、自分に懐かないハルトに興味をなくしたそうで、修二は誠一たちに「ハルトを頼みます」と頭を下げて帰って行きました。しばらくして修二と恵理子さんは2人で都心に引っ越しましたが、「親戚のおじさん」としてハルトと関わっていくと決めた修二は月に1回ほど1人でここに顔を出すようになりました。

それから数年後。中学3年生になったハルトは、勉強に部活にと毎日忙しそうですがとても楽しそうです。朝、「母さん、今日は部活で遅くなるから」と言って慌ただしく家を出るハルトに、「最後の大会も近いものね。がんばって!」「気を付けてね」と声をかけ見送るまゆみちゃんと私。

ママ広場

「毎朝、慌ただしいったら」と呆れつつも嬉しそうなまゆみちゃんに「朝練、頑張ってるわね」と声をかけ、2人で微笑み合う私たち。次男夫婦から生後2ヶ月のハルトを託されたのはついこの間のことのようなのに、幸せな時間はあっという間に過ぎていきました。赤ちゃんだったハルトがもう中学3年生だなんて信じられません。

ママ広場

ハルトが5歳のときに修二と恵理子さんがハルトを取り戻そうとしたけれど、ハルトの幸せを考えた修二は誠一とまゆみちゃんにハルトを託す決断をしました。小学校入学のタイミングで、学校に調査票を提出するときには、ハルトとの関係をどう記入するかでまゆみちゃんが戸惑ったりしたこともありました。「保護者は『誠一』で続柄は『伯父』、緊急連絡先はまゆみさんで『伯母』でいいんじゃないか」という夫の言葉に「あ、そうですね」とまゆみちゃんがホッとした表情を浮かべていたのを覚えています。

ママ広場

誠一たちは、扶養している伯父夫婦としてハルトを育てています。ハルトを養子に・・という話になったこともありましたが、恵理子さんを刺激するのもためらわれたし、修二もそれを了承するかわからなかったため行動には移しませんでした。幸い、ハルトと誠一たちの苗字が同じだったので、周りから見たら普通の親子と変わらないという面も大きかったです。

ママ広場

あのとき、「私たちはハルトと一緒に過ごせればいい。戸籍まで奪いたいわけじゃないし、いつかハルトが大人になった時に自分で選ばせてあげたいから」ときっぱり言ったまゆみちゃん。戸籍上の親子関係はなくても、ハルトにとって母親はまゆみちゃんで、父親は誠一であることに変わりはありません。ハルトの成長とともに親子の絆ができていき、まゆみちゃんも強くなっていったのです。

戸籍上は伯父と伯母でも、ハルトくんを育てたのはまゆみさんと誠一さんで、3人にはしっかりと親子の絆ができています。戸籍上で親となることにこだわらず、ハルトくんのことを第一に考えるまゆみさんは、誰がなんと言おうと母親ですね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:めめ

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ