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レンタル彼氏を始めた元カレが正門前で「今、需要がすごくてさ」→数日後に知った正体

  • 2026.7.22
ハウコレ

胸を張っていた元カレの言葉には、続きがありました。数日後、友人がためらいながら打ち明けてくれた話で、私はその自信の正体を知ることになります。

大学の正門前で、めかしこんだ元カレがしきりにスマホの画面を確かめていました。

別れたはずの人が、目の前に

彼とは、付き合って半年ほどで別れました。いつも自分の話ばかりで、私の話は後回し。そんな人でした。

目が合ったとき、私は会釈だけして通り過ぎるつもりでした。ところが彼は、待っていたように私の前へ回り込みました。きれいにセットした髪も、見慣れないジャケットも、どこか出かける前のように整っていました。

胸を張った彼の言葉

彼は「予約が続いててさ」と、胸を張ってみせました。ああ、この人はいつもこうだ。人の輪の真ん中にいないと気が済まない。私は「そうなんだ」とだけ返して、その場を離れました。

めかしこんで人を待つ姿も、通知を気にする素振りも、あのころの私なら見とれていたのかもしれません。けれど、今はどこか遠い景色のようでした。

友人がくれた、答え合わせ

数日後、友人がためらいがちに教えてくれました。彼は私と別れたあと、レンタル彼氏のサービスに登録していたのだと。高い登録料さえ払えば指名が次々に入ると言われ、飛びついたそうです。けれど連絡は、1件も届きませんでした。お客のつかない人ばかりを狙った、新しい手口の詐欺だったのです。

正門前で通知を待っていたのは、来るはずのない指名でした。うわさはすぐに広まり、彼は学内で笑い話になっていました。

そして...

今、私には新しく付き合い始めた人がいます。派手さはないけれど、私の話を最後まで聞いてくれる人です。元カレを笑う気持ちが、まったくないと言えば嘘になります。

それでも、指名を待って着飾っていた背中を思い出すと、責めたい気持ちはどこかへ消えていきました。誰かに必要とされたかっただけなら、あのころ彼の自信に惹かれていた私も、そう遠くはなかったのだと思います。

(20代女性・大学生)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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