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彼と共有しているカレンダー、私との予定だけが灰色に染められていた話

  • 2026.7.19
ハウコレ

「気が抜ける時間」彼の答えを聞いてからも、私は同じ言葉を頭の中で繰り返していました。私との時間を、彼はどんな気持ちで予定に書き込んでいたのでしょうか。

並んだ色の中で、1つだけ違った

彼から1カ月の予定のスクリーンショットが送られてきました。仕事の予定は青、友達との集まりはオレンジ、実家への帰省は黄色。色分けは彼が自分でやっているらしく、ひと目で何の予定かわかるようになっていました。

ところが、私の名前が入った予定だけが、灰色で並んでいたのです。休日のドライブも、誕生日の食事も、2人で行く予定の旅行も。すべて、控えめな灰色でした。

色はただの分け方と、彼は言った

私はできるだけ軽く聞きました。「この色って、何か意味があるの?」すると、少し間をおいて、軽い調子の返信が届きました。「ああ、それね。色はただの分け方だよ」

ただの分け方。その言葉を聞いて、私はあらためて画面に目をやりました。青も、オレンジも、黄色も、はっきりとした色なのに、私の予定だけがどこか沈んで見えました。ただの分け方なら、なぜ私だけがこの色なのか、改めて聞きたくなりました。

気が抜ける時間、という答え

「灰色って、どういう意味なの?」改めて聞くと、少し間をおいて返事が返ってきました。「気が抜ける時間。リラックスできる時間ってこと」。私との時間が、気が抜ける時間。悪い意味ではないのは、わかります。家族との時間が安心できる時間と呼ばれるのと、同じことなのかもしれません。

それでも、青やオレンジで管理されている他の予定と、灰色の私の予定が、同じ重みなのかどうか。画面を見つめながら、私は黙ってマグカップを持ち直しました。

そして...

「私との予定が、気が抜ける時間?」と送り、彼からの返信が届くまでの時間が、長く感じられました。「そんなつもりじゃなかった」

気が抜ける時間が悪いわけではないこと、自分でもわかっています。ただ、私はずっと、2人の予定を、彼にとっての大切な何かとして数えてきたつもりでした。彼の中での灰色の意味を、もう少しゆっくり、聞いてみたいと思いました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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