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「俺の金だ」産休で収入が減るのに酒をやめない夫。だが、妻の正論で翌日から変化が

  • 2026.7.18

産休間近なのに減らない出費

お腹が大きくなり、もうすぐ産休。

私の給料はぐっと減るのに、家計簿の支出はちっとも減らなかった。

原因ははっきりしていた。

夫のお酒とタバコだ。妊娠してから私は飲み会も外食も控え、まとめ買いで節約していたのに、夫の晩酌とタバコ代だけは以前のまま。

飲みに行けば、そこにまた数千円が消えていく。

私はスーパーで十円でも安い卵を選び、着なくなった服を産着に縫い直していた。

その隣で、夫の財布からは当たり前のようにお酒とタバコが消えていく。

同じ家計から出ているお金なのに、痛みを感じているのは私だけだった。

ある夜、私は思いきって切り出した。

「タバコ代の月1万、子どもにつかいたい」

返ってきたのは、予想以上に冷たい一言だった。

「俺の金だ」

自分で稼いだ金をどう使おうと勝手だろう、という顔だった。

産休で私の収入が半分になることも、これから何にお金がかかるかも、まるで頭にないようだった。

広げた一枚の家計表

私は言い返す代わりに、一枚の紙を用意した。

この半年の支出を書き出した、手書きの家計表だ。

「見て。タバコ代が月1万、飲み代が月2万。生まれる前から一年で、ざっと36万だよ」

夫は黙って、その数字を目で追っていた。

「この1万円で、赤ちゃんのおむつが半年分。ベビーベッドだって、二ヶ月ぶんで買えるの」

それから私は、産休に入った後の収入の欄を指さした。

今の支出のままでは、毎月赤字になる数字がそこに並んでいた。

「私、お酒もお寿司も全部やめたよ。あなたの『俺の金』で、この子のもの、何か買ってくれたことある?」

夫の顔から、みるみる余裕が消えていった。何か言いかけては、口を閉じる。しばらくして、ようやくぽつりとこぼした。

「……悪かった。俺、何も考えてなかった」

封筒に変わったタバコ代

次の日から、夫は自分でタバコを買うのをやめた。

禁煙外来にも、自分で予約を入れてきたらしい。

「どうせやめるなら、生まれる前にきれいにしておきたいからさ」

飲みに行く回数も、月に一度あるかないかに減った。浮いたお金は、あの家計表の隣に置いた封筒に、こつこつと入っていくようになった。

「これ、ベビー用品の分。足りるか、また一緒に計算してくれよ」

帰りが遅くなる日も、前もって連絡をくれるようになった。あれだけ「俺の金だ」と突っぱねていた人が、今では一円単位で、子どものために使おうとしている。

封筒がふくらんでいくのを見るたびに、我慢してきたぶんがきちんと報われていく気がした。生まれてくる子のために、二人で数字をのぞき込んで話す時間が、いつのまにか増えていた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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