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【天神】人間国宝の着物も!福岡三越で79点の染織作品を間近に鑑賞

  • 2026.7.18

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!人間国宝の作品を間近で見ることができ、作家本人の解説まで聞ける…そんな貴重な展示会が、2026年7月15日(水)から7月20日(月・祝)の期間、福岡三越で開催されています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

全国から選ばれた79点の染織作品が集まり、実際に布に触れることができる体験コーナーも。早速初日にお伺いした様子をお伝えします。

全国の優れた染織作品が福岡に集結

福岡三越9階 三越ギャラリーで開催されている「第60回日本伝統工芸染織展」。日本工芸会が長年にわたり受け継いできた伝統ある展覧会で、全国から選ばれた染織作品が一堂に会します。染色だけの展示は、とても珍しいそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

入り口近くには、若い作家さんの作品が多く並びます。涼やかな久留米絣など、夏らしい作品も。

出典:リビングふくおか・北九州Web

監査員をされた方々の作品と、審査を受けて入選した作品、併せて79点が展示されています。着物というより、一枚一枚がまるで絵画作品のようです。「着物は詳しくない」という方でも、美しい色彩や職人技に自然と引き込まれていきます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

珍しい型絵染は、福岡の方の作品。

出典:リビングふくおか・北九州Web

他にも、久留米絣や絣帯など、地元の方の作品も、展示されていました。

日本を代表する染織作品

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらは、文部科学大臣賞を受賞した小林佐智子さんの風通織木綿着物「藍が会う」。17種類を組み合わせることにより、生地の奥行や立体的な視覚を表現しています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

そしてこちらは、重要無形文化財保持者(人間国宝)・鈴田滋人さんによる木版摺更紗着物「花卉譜」。シャープなエッジのきいたデザインは、木版ならでは。着物という1つのキャンバスの中に、どう表現するかを追求した作品だそうです。 日本を代表する染織作一点一点に込められた技法や色彩、職人の想いを感じながら、日本の伝統工芸の奥深さに触れられる貴重な機会です。

作家ご本人の解説が聞ける貴重なチャンス

期間中は、九州を拠点に活躍する染織作家による列品解説やミニトークも開催されます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

初日は、染織家の築城則子(ついきのりこ)さんが作品を解説されました。北九州出身の築城さんは一度は途絶えていた小倉織、小倉縮を復元。伝統に現代のエッセンスを加えた作品の数々は、国内外で高く評価されていて、日本工芸会西部支部幹事も務められています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

細い糸を多く使うことで、丈夫で地厚だけれどもデリケートな表現に仕上げたという、ご自身の作品も展示されていました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらは、通常の組み方と比べて10倍も進まないという、貴重な帯締めだそうです。一本完成するまでの気の遠くなるような手仕事を知ると、その価値の大きさを改めて実感しました。 実際に築城さんのお話を聞くと、「この一本を織るために、どれほどの時間と技術が注ぎ込まれているのか」が伝わり、展示の見え方が大きく変わりました。

■列品解説各回約1時間/各日午後1時~ 7月15日(水)小倉織作家・日本工芸会西部支部幹事 築城則子さん 19日(日)木版摺更紗・重要無形文化財保持者(人間国宝)鈴田滋人さん ■作者ミニトーク各回約15分/各日午後1時~ 7月16日(木)小倉織作家 内山啓大さん 17日(金)久留米絣作家 松枝崇弘さん 18日(土)紬織作家 竹内志津子さん 20日(月・祝)型絵染作家 梅林保乃さん

そのほかにも、重要無形文化財保持者・鈴田滋人さんをはじめ、久留米絣や紬織、型絵染など、各分野で活躍する作家によるトークイベントが予定されています。ただ作品を眺めるだけでは気付けない職人の工夫や苦労を知ることができるので、時間が合えばトークイベントへの参加がおすすめです。

「見る」だけではない!布に触れられる体験コーナーも

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回の展示では、実際に作品の素材に触れることができる「布にふれる」コーナーも設置されています。 実際に手で触れてみると、さらりとしたもの、しっとりとしたもの、ふっくらとしたものなど、それぞれの個性がはっきり分かります。「見る」だけでは気付かなかった職人技を、手のひらで感じられる貴重な体験でした。

夏らしい染織小物も並ぶ「西部染織作家展」を同時開催

出典:リビングふくおか・北九州Web

同じ会場では、「第49回西部染織作家展」も同時開催。

出典:リビングふくおか・北九州Web

九州・沖縄で活躍する染織作家による、きものや帯のほか、ストール、バッグ、袱紗など暮らしを彩る作品が展示・販売されています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今年のテーマは「爽・涼・風」。

出典:リビングふくおか・北九州Web

夏のお出かけに取り入れたくなるような涼しげな帯や小物も並び、自分だけのお気に入りとの出会いも楽しめそうです。日本の伝統工芸を「鑑賞する」だけでなく、「知る」「触れる」「作り手の声を聞く」ことができる6日間。伝統工芸が好きな方はもちろん、普段は着物に親しみのない方も、この機会に日本の美しい染と織の世界をのぞいてみませんか。

第60回日本伝統工芸染織展・第49回西部染織作家展 福岡三越9階三越ギャラリー 福岡市中央区天神2丁目1-1 092-724-3111 会期:2026年7月15日(水)~7月20日(月・祝) 営業時間:午前10時~午後7時※最終日は午後5時まで https://www.iwataya-mitsukoshi.mistore.jp/mitsukoshi/event_calendar/sensyokuten.html

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