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大事なプレゼン中に猫の本能が爆発!? レーザーポインターの動きに抗えない猫社員の大暴走【書評】

  • 2026.7.17

【漫画】本編を読む

どれほど真面目に働いていても、どうしても抗えないものがある。会議中だろうが、プレゼン中だろうが、目の前に気を取られるものが現れれば、つい反応したくなってしまうことは誰にだってあるだろう。しかも、会社員は、社畜の中身を持ったまま猫になってしまった人物で……。

『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』(清水めりぃ/KADOKAWA)は、ある日突然猫になってしまった元社畜・モフ田くんの日常を描いたコミックエッセイ。モフ田くんは猫になっても、決して職場から逃げ出さない。会議にも出るし、プレゼンにも同席する。けれど、どれほど仕事に真面目でも、猫の身体にはどうにもならない衝動がある。仕事への責任感と猫としての本能。そのふたつがぶつかった時、職場にはどんな騒動が起こるのだろうか。

たとえば、モフ田くんは、同僚とともに大事なプレゼンに参加した。普通なら、同僚のプレゼンを「うまくいってほしい」と見守るべき場面だが、よりにもよってモフ田くんは、スクリーン上を動く赤い点、レーザーポインターの明かりに釘付けになってしまう。そして、ついに我慢できず、スクリーンへ向かって飛びかかってしまうのだ。猫としては当然の行動なのだろうが、社会人としては大問題だ。だが、怒られるはずの場面で、会議室の重役たちは大興奮。まさかの展開には笑わされてしまう。

仕事の場は、いつも正しさや成果ばかりで張りつめているものだ。だが、猫の本能が暴走しただけで、その空気は一気になごむ。失敗のはずの行動が、その場を明るく変えてしまう。――ああ、やっぱり猫って最強だ。張りつめた空気を、こんなふうにゆるめてくれる存在がいるだけで、職場は少し息がしやすくなるに違いない。

文=アサトーミナミ

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