1. トップ
  2. エピソード
  3. 「今日の洗濯物、暗い色ばかりね」距離感が近い隣人→監視されているような日々に恐怖

「今日の洗濯物、暗い色ばかりね」距離感が近い隣人→監視されているような日々に恐怖

  • 2026.7.18
「今日の洗濯物、暗い色ばかりね」距離感が近い隣人→監視されているような日々に恐怖

挨拶から始まった監視

数年前、マンションで隣に住んでいたBさんのことを、今でも思い出すたびに、背筋が寒くなります。

最初はごく普通の、感じのいいご近所づきあいでした。

廊下で会えば挨拶をして、天気の話をする。その程度の間柄だったのです。

ところがある日を境に、Bさんの言葉が、少しずつ変わっていきました。

私の生活を、逐一のぞき込んでいるような一言が増えていったのです。

朝、ゴミを出しに行くと、待っていたように玄関から顔を出して、こう言われました。

「今日はいつもより5分早いのね」

私が何時にゴミを出すのか、Bさんは毎日、時刻まで数えているようでした。

偶然だと思いたくて、私は笑ってやり過ごしました。

けれど、それだけでは終わりません。宅配便を受け取った直後には、こう聞かれるのです。

「最近、ネットでよく買い物してるの?」

玄関先のやり取りを、Bさんはどこかで見ていました。

私が外出しようとすると、隣のドアがほんの少しだけ開き、のぞく気配がする。そんな日が、続くようになりました。

洗濯物の色まで

決定的だったのは、ベランダの洗濯物のことでした。ある夕方、外から帰ってきた私に、Bさんが穏やかな声でこう言ったのです。

「今日の洗濯物、暗い色ばかりね」

昨日は白いシャツが多かったのに、と続けられ、私はその場で凍りつきました。

ベランダに干した洗濯物の色まで、Bさんは一枚ずつ把握していたのです。気分が沈んでいるのか、とまで気遣うような口ぶりでした。

それだけではありません。私が帰宅すると、その数秒後には、必ず隣のドアが開きました。

そして満面の笑みで、「おかえりなさい」と声をかけてくるのです。私が今、どこで何をしているのか。Bさんの頭の中には、私の一日がすべて記録されているようでした。

とても、これ以上は耐えられません。私は管理会社に相談しました。担当の方は、しばらく考えてから、こう答えました。

「おそらく悪意はないと思うのですが…距離感が、極端に近い方なのでしょうね」

悪意はない。その言葉が、かえって私を追い詰めました。悪気なく、当たり前のように、他人の生活を見つめ続けている。そのことが、何より恐ろしかったのです。注意して直るものではないと、はっきり分かってしまいました。

結局、私はそのマンションを離れ、引っ越すことを選びました。事件が起きたわけではありません。それでも、常に誰かに見られている、あの感覚だけは、今も忘れられずにいます。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ