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編み物は心を整えてくれる! 忙しい時や疲れている時ほど自然と編み物に手が伸びる「自分のための時間」【著者インタビュー】

  • 2026.7.16

【漫画】本編を読む

編み物ブームの昨今、「編み活」に励む人たちを見て、「自分も編めたらいいなぁ」と思うことはないだろうか。そう思ったときが始めどき!

毛糸を思わせるやわらかなタッチと、色彩豊かなイラストもかわいい編み物入門コミックエッセイ『あめばあむほど好きになる かぎ針編みはじめました』(まつざきしおり/KADOKAWA)では、漫画家のまつざきしおりさんが、初めて編み物に挑戦し、どんどんハマっていく過程が描かれている。初心者がつまずきやすいポイントや、編み物を楽しむコツも自然とわかるため、不器用でも、編み図が読めなくても「自分にもできるかも」と思える。編み物に憧れつつも、なかなか始められなかったまつざきさんに、編み物を始めたきっかけと初心者でも楽しむコツを伺った。

――かぎ針編みに挑戦し、すっかりその魅力の虜になっていったまつざきさん。まつざきさんはどんな気分のときに編み物をしたくなるのでしょうか。編んでいるうちに気持ちがどう変わっていくのかについても教えてください。

まつざきしおりさん(以下、まつざき):なんとなく心と頭が忙しかったり、アクセルとブレーキを一緒に踏んで心が摩耗して動けなかったりするとき、自然と編み物に手が伸びます。生きていると、つい「もっと何かしないと!頑張らないと!」と形の見えない何かに焦って不安になることがありますが、編み物をしていると、落ち着いて心が深呼吸できるまで待ってあげる時間を作れる気がします。グチャグチャに絡んだ糸が自然とゆるみ、ほどけるのを、ただゆっくりと待ってあげるような。編み物って「待つ」のにぴったりな存在だなと思います。

――編み物は、心がほどけるのを待つ時間でもあるのですね。そんな編み物の時間をより心地よく過ごすために、おすすめの飲み物やお菓子、音楽、明かりなどがあれば教えてください。

まつざき:あたたかくてホッとする飲み物や、小さな焼き菓子があるとより幸せな編み物時間が過ごせます。チョコとおかきなど、甘いとしょっぱいの無限ループセットも最高です!

お供のBGMは、音楽にアニメ、ラジオ系にゲーム実況、無音など、そのときの気分によりけりです。日中の明るいときは、明かりはつけずに自然光で。夜は古道具のレトロなランプのあたたかい光の中で、黙々と編むのが好きです。

――編み物を続けるなかで、ご自身のものの見方や、日々の過ごし方に変化はありましたか。以前の自分と比べて、変わったと感じることを教えてください。

まつざき:ただただ自分のためだけに心地よい時間を安心して過ごしてあげてもいいんだと、少しずつ思えるようになった気がします。編み物を始める前までは、間違えることややり直すことは無駄なことではないと頭ではわかりつつ、つい完璧主義なところがありましたが、間違えてほどいても大丈夫なことを、編み物を通して心にゆっくりじわじわと伝えてあげられている気がします。

取材・文=アサトーミナミ

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