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「今日も残業で、帰りは遅れる」嘘を毎晩のように重ねた彼。だが、彼のスマホの通知を見て別れを決意

  • 2026.7.16

「残業」と「飲み会」が増えていった二年目

付き合って二年になる彼とは、いつか一緒に暮らそうねと話すくらいの関係でした。

休みの日は必ず二人で出かけ、些細なことでもよく笑い合う、そんな穏やかな毎日だったのです。

ところが、その年の春先から、彼の帰りが目に見えて遅くなっていきました。

「今日も残業で、帰りは遅れる」

夜になると、決まってそんなメッセージが届きました。

最初は仕事が忙しいのだろうと、私も気にせず先に眠っていたのです。

「ごめん、また急に飲み会が入ってさ」

けれど、週に三度も四度も続くと、さすがに小さな違和感が積もっていきました。

休日も、スマホばかり気にして、通知が鳴るたびに画面を隠すように伏せるのです。

以前は食卓に無造作に置いていたのに、いつからか肌身離さず持ち歩くようになっていました。

「誰から連絡?」

「ああ、会社のやつだよ」

そう答える彼の目は、いつも私と合いませんでした。問い詰めるのも嫌で、私は気づかないふりを続けていたのです。

画面に光った一言で、迷いが消えた

その夜も、彼は残業だと言って、テーブルにスマホを置いたままお風呂に入っていました。

伏せた画面が、ふいにぱっと明るくなったのです。

見るつもりなんてありませんでした。

でも手が伸びたのです。

「昨日は楽しかったね。また会いたいな」

差出人は、私の知らない女性の名前でした。

心臓が、嫌な音を立てて鳴りました。画面はすぐに暗くなりましたが、その一文だけは、まぶたの裏に焼きついて離れませんでした。

お風呂から出てきた彼に、私はスマホを差し出しました。

「これ、どういうこと?」

「……ただの友達だよ。何もないって」

彼は最初、そう言い張りました。けれど、話せば話すほど、日付も場所もつじつまが合いません。

問い返すたびに、彼の声はだんだん小さくなっていきました。

「じゃあ、昨日はどこにいたの」

問い詰めると、彼はやがて観念したように目を伏せました。

「……少しだけ、会ってた。本当に少しだけなんだ」

その一言で、二年間信じてきた気持ちが、音もなく冷えていくのが分かりました。

ここまで嘘を重ねられていたのだと思うと、情けなくて涙がこぼれました。

「もう、いい。さようなら」

私は泣きながら、それでもはっきりとそう告げて、彼の連絡先をすべて消しました。引き止めてほしそうな彼の視線には、もう一度も振り返りませんでした。あの夜きっぱり別れて、本当によかった。今は前だけを向いて歩いています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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