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「この通帳の名義、誰なの」8年も連れ添った彼に隠されていた妻の存在。問い詰めた彼の呆れた言い訳

  • 2026.7.17

8年信じ続けた彼の違和感

付き合って8年になる彼がいました。

派手ではないけれど誠実な人だと、私はずっと信じてきました。

結婚の話が出るたび、彼は「もう少し落ち着いたら」と言葉を濁しました。

8年も一緒なら、そういうものかと私は待ち続けたのです。

ただ、連休や年末になると、彼は決まって「実家の用事」と言って連絡が途絶えました。

年に何度か訪れる、その数日間の沈黙だけが、小さな棘のように残っていました。

ある日、彼の部屋を片づけていると、引き出しの奥から一冊の通帳が出てきました。何気なく開いて、私は手を止めました。

名義の欄に並んでいたのは、彼の姓に、見知らぬ女性の名前だったのです。

毎月、同じ額が引き落とされていました。

帰ってきた彼に、私はその通帳を差し出しました。

「この通帳の名義、誰なの」

彼の顔が、はっきりとこわばりました。

名義を問い詰めて告げた別れ

「それは…姉の、口座を預かってて」

「無理があるよね?」

彼は口を開きかけて、言葉に詰まりました。

私は震える手で、もう一つ握っていた紙を見せました。通帳に挟まっていた、家族名義の保険の控えです。

そこには「妻」と、はっきり書かれていました。

畳みかけると、彼はもう、言い逃れの言葉すら出てきません。

目を泳がせ、額に汗をにじませて、その場に立ち尽くしました。

「奥さん、いるのね。8年、ずっと」

私がそう告げても、彼はうつむいたまま、何も返せずにいました。

「違うんだ、別れる、ちゃんと話すから」

「もういい。話すことは、何もない」

私はそれだけ言って、通帳を彼の胸に押し返しました。

すがるように伸ばされた手を、静かに払いのけます。

8年分の思い出が惜しくなかったと言えば、嘘になります。

それでも、嘘の上に積まれた時間に、もう一日だってしがみつきたくありませんでした。

「幸せになってね、なんて言わないから」

玄関を出るとき、振り返りませんでした。冷たい夜風が、むしろ心地よく感じられたのを覚えています。

後日、彼から何度も連絡が来ましたが、私は番号を変えました。迷って選べなかった8年に、自分の手で幕を引けたのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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