1. トップ
  2. エンタメ
  3. 「裸同然」と指摘され搭乗拒否? 女性インフルエンサーが訴えた“服装”をめぐる騒動に賛否両論

「裸同然」と指摘され搭乗拒否? 女性インフルエンサーが訴えた“服装”をめぐる騒動に賛否両論

  • 2026.7.17
ozgurcankaya / Getty Images

ネット上でもたびたび議論が巻き起こる、公共の場での服装について。先日、ドイツ出身のあるインフルエンサーが、ルフトハンザドイツ航空の搭乗ゲートで係員から「裸同然だ」と判断され、搭乗を拒否されたと主張している。

「裸同然」と判断され、搭乗を拒否された女性

肌の露出が増え、服装も軽やかになる夏。しかし、その“線引き”は人によって異なり、公共の場での服装をめぐって議論になることも少なくない。

ドイツ出身のフィットネスインフルエンサー、エッダ・エリサさんは、自身のSNSでドイツ最大の航空会社「ルフトハンザドイツ航空」の便で、服装を理由に搭乗を拒否されたと明かした。彼女は、その対応について「ハラスメントだった」と反発し、SNSで怒りをあらわにしている。

『New York Post』によると、エッダさんは空港から一連の出来事について説明。黒のバイカーショーツにVネックデザインのスポーツブラを合わせた、スポーティなセットアップ姿で搭乗しようとしていたエッダさんだが、ルフトハンザ航空の係員は彼女を見るなり、「その格好では搭乗できません。何も着ていないも同然です。裸です」と告げたという。

エッダさんは係員の高圧的な対応にも不満を示し、「外は約32度もあったので、この服装はその気温に合ったものだった」と反論したものの、その訴えが受け入れられることはなかったよう。

係員からは、「その服装は適切ではありません。何か上着を着てください」と告げられ、「脇に移動してください。何か羽織るまで搭乗はできません」と言われたとのこと。エッダさんは、オーバーサイズの白のジップアップパーカーを羽織ったものの、係員は納得せず、「前を閉めてください」と求めたという。さらに係員からは、このように告げられたと主張している。

「あなたのせいで飛行機の出発が遅れています。この便全体が遅れているのは、あなたが搭乗の流れを止めているからです」

一方、エッダさんは「飛行機に服装規定があるなんて、一度も聞いたことがありません」と反論し、自身が受けた対応についてルフトハンザ航空に説明を求めた。同動画はSNSでも注目を集め、インスタグラムでは2026年7月8日時点で1万もの「いいね!」を獲得。コメントは3,100件以上も寄せられ、議論が巻き起こっている。

  • 「正直、そんな服装で飛行機に乗ろうと考えること自体、私には理解できません」
  • 「客室乗務員です。もし緊急時に脱出用スライドで避難することになれば、その服装では脚や太ももをひどくやけどする危険があります。ジムウェアがおしゃれなのは分かりますが、こうした場面では見た目よりも安全が優先されるのです」
  • 「みんなただあなたに嫉妬してるだけ」
  • 「悪いけど、今回は係員のほうが正しいと思う。そんな半裸同然の格好で飛行機やお店、レストランに行くものではない」
  • 「自分が着たいと思う服を着ればいい。そのコーディネートはすごく似合っているし、本当に素敵だと思う」

ルフトハンザドイツ航空も声明を発表

『NDTV Sports』によると、動画が拡散されたことを受け、ルフトハンザドイツ航空は声明を発表。同社は、係員が“裸”という表現を使ったとされる点について、「そのような表現は当社の接客基準に沿うものではありません」と説明したという。

さらに乗客には、「公共交通機関を利用する場にふさわしい服装」を着用し、多様な文化的背景を持つほかの利用者の快適さを損なわないことを求めていると主張。またこの方針は、航空会社と乗客の利用条件を定めた「運送約款」にも定められており、従業員はそのルールに基づいて状況を判断することが求められているとのこと。

picture alliance / Getty Images

ルフトハンザドイツ航空は、今回の報告を重く受け止め、社内で事実関係を調査していることを明らかにした一方、プライバシー保護を理由に、個別の乗客や従業員についてのコメントは差し控えるとしている。

クルーズ船が乗客に服装マナーを呼びかけ

時代の変化とともに、服装の自由度は高まっているものの、公共の場では、場所や文化に応じた服装への配慮が求められる場面も。

2026年5月には、アメリカ・マイアミに本拠を置くクルーズ会社「カーニバル・クルーズ・ライン」が、南太平洋の観光地を訪れる乗客に対し、ビキニなど露出の多い服装について注意を呼びかけたことが話題に。船内では許容されている服装でも、寄港先によっては現地の文化や習慣にそぐわない場合があるためだという。

クルーズ情報サイト『Cruise Hive』によると、クルーズ船「カーニバル・スプレンダー」は、ニューカレドニアのリフー島への寄港を前に、乗客へ現地の文化を尊重し、上陸時は控えめな服装を心がけるよう通知。この案内は、シドニー発の8泊クルーズの一環として、同船が6月2日にリフー島を訪れる前に配布されたという。

pixdeluxe / Getty Images

船長のエドゥアルド・フェローネ氏は、乗客の客室に案内文を配布し、寄港地での服装マナーについて注意を呼びかけたとのこと。

「島の文化や習慣を尊重するため、適切な服装を心がけることが大切です。水着の着用はビーチやプール周辺に限られ、露出の少ない控えめなものが望まれます。GストリングやTバック、モノキニ、マンキニなどは(ビーチであっても)着用できず、トップレスでの日光浴も認められていません」

また、教会や市場など観光地を訪れる際はカジュアルな服装でも構わないものの、必要に応じて羽織りものなどで肌を覆うよう求めたという。

服装をめぐる基準は、国や場所、文化によって大きく異なるもの。だからこそ、周囲やその土地の文化への配慮も大切に。エッダさんの今回の出来事は、自由なファッションと公共の場でのマナー、そしてその境界線について、多くの人が考えるきっかけとなったはず。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ