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ルール無用、意味のその先を楽しもう!芸人・天竺川原が考える「妄想おもちゃ」

  • 2026.7.17

おもちゃは遊ぶ以上に作ることが面白い。各界のクリエイターたちが自由に考えた、“あったらいいな”な妄想を、芸人・天竺川原さんにプレゼンテーションしてもらいました。実現できるメーカーさん、連絡お待ちしています!

illustration: Tenjiku Kawahara / text: Ryoma Uchida

芸人・天竺川原 イラスト
BRUTUS

意味のその先を楽しもう!ルール無用の独創おもちゃ

天竺川原の「妄想おもちゃ」企画書

【商品名】
盛り塩チョロQ、ニギニギ跡地、ボタン押したらため息つくおじさん、おでこ取れちゃっくんスノードーム

【ターゲット】
0~10歳児

【概要】
子供がワクワクするシンプルな造形。何をするかわからないから楽しい!
みんなでも、1人でも。目的こそないけれど、なぜか熱中できそうなものたちが勢揃い。それぞれ組み合わせてみて何か新しい遊びが見つかるかも?遊び方の正解はありません!

友達もおらず、家が貧しくおもちゃは買ってもらえない。だから子供時代は自分なりに工夫して遊んでいました。鹿児島の山の中へBB弾銃を持っていく。森の中で撃ち放題なのですが、撃たずにそのまま帰ってくるとか。危険なことがないと撃てない大事な銃だと信じ込んでいるわけです。真剣に想像することって楽しいんですよね。

それから、小学生の頃《キン肉マン消しゴム》が流行って、周りの子から要らなくなったものを一つずつもらっていたんです。寄せ集めだから種類もバラバラ、手がちぎれたものも。それをお風呂場に持っていき、自分で設定やストーリーを作って毎日動かしていました。

特にどこかが壊れているような存在は物語を感じさせて愛おしいんです。今思えば、コントや映画を撮ることの原風景は、おもちゃにあったかもしれません。

遊ぶとき、うまい/へたが判断されてしまうような、初めからゴールが設定されたものは好きじゃないんです。今回妄想したおもちゃは、どれも意味のないものばかり。でも、楽しみ方はいろいろ想像できるはずです。組み合わせて勝手にルールを作ってもいいし。大人は変だと思うかもしれないけど、子供は意味とか関係ないですよね。

そもそも、世の中は変なことだらけです。頭上には太陽や月など大きな物体が浮いていて、人はみんなで飛行機に乗って空を飛びながら映画観ておしっことかしているんです。一歩引いたら何もかも面白い。

カチコチな固定観念にとらわれた大人ばかりだからこそ、変なことをしていたいし、子供たちにはもっと余白を楽しんでほしい。何のために作ったのかもわからない不思議なモノを見て「こんな存在が世の中にあってもいいんだ!」と。

芸人・天竺川原 イラスト
盛り塩チョロQ  ぜんまいバネで駆動するミニカーが盛り塩仕様に。さて、どこへ行こう?
芸人・天竺川原 イラスト
ニギニギ跡地  ニギニギしたい欲望を解放。「跡地」をスライムのように握ろう。
芸人・天竺川原 イラスト
おでこ取れちゃっくんスノードーム  中央のキャラクターの「おでこ」が漂う。はまる日は来るのか!
芸人・天竺川原 イラスト
ボタン押したらため息つくおじさん  その名の通り、ボタンを押すとため息が。たまーに違う声も?

profile

天竺川原(芸人)

てんじく・かわはら/1980年鹿児島県生まれ。お笑いのほか絵本作家や映画監督、俳優など多方面で活躍中。26年3月からは司会を務める『NEWSクライシス』(テレビ大阪)がレギュラー放送予定。

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