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「あなたのやりくりが下手だからよ」息子のギャンブルを棚に上げ嫁を責めた義母。だが、妻が出費の証拠を見せた結果

  • 2026.7.14

また足りない生活費

結婚して知ったのは、夫の家がギャンブル一家だということだった。

給料が入るたび、夫はすぐに賭け事へ消える。

私は一切やらない。何度喧嘩をしても、夫は変わらなかった。

その月も、生活費が尽きた。

夫は義実家に借りに行く。私も付き添って、義母の前に座った。

謝る私たちに、義母は決まってこう言うのだった。

「家でご飯を作りなさい」

外食が続くから、お金がなくなるのだと。

矛先は、いつも嫁の私に向いた。

「あなたのやりくりが下手だからよ」

言い返せば角が立つ。夫の顔も立てなければと、私はいつも、唇を噛んで耐えていた。

でも、我慢を重ねるほど、状況は悪くなる一方だった。

夫の賭け事は止まらず、月末にはいつもお金が消えている。それでも責められるのは私ばかり。この繰り返しに、心の底からうんざりしていた。

広げた通帳

だから、その日は違った。

義実家へ向かう前に、私は一つの準備をしていた。持ってきた通帳を、義母の前で静かに広げる。

給料日のあとに並ぶ、大きな出金の記録。日付も金額も、ごまかしようがなかった。

「お義母さん、これを見てください」

「外食に使ったお金は、この中のほんの一部です」

義母の視線が、数字の列に釘付けになる。私は一つずつ、指でなぞった。

「残りは全部、息子さんがギャンブルで使ったお金です」

義母は、はっと息を飲んだ。開きかけた口が、そのまま止まる。

「家で作っても、味が薄いと言って外に食べに行きたがるのも息子さんなんですよ」

反論の言葉は、出てこなかった。義母は通帳と息子を交互に見て、みるみる顔色を失っていった。

隣の夫は、身を縮めて下を向いている。

「私も働いています。それでも足りないのは、私のせいですか」

義母は、うめくように「……ごめんなさい」とこぼした。ずっと嫁を責めてきた人の、初めての謝罪だった。

戻ってきた朝

それきり、義母が私に説教をすることはなくなった。会うたびに口出しをしてきた人が、今はそっと目を逸らす。

私は夫にも、通帳を見せながら宣言した。

「賭け事をやめないなら、私の給料はもう一円も使わせない」

口座を分け、家計を守ると決めた。実家に泣きつく道を断たれた夫は、渋々ながらギャンブルの回数を減らしていった。

もう、私が誰かに頭を下げてお金を借りる必要もなくなった。

あれだけ肩身の狭かった義実家で、今は私が背筋を伸ばして座っている。責める側と責められる側。その立場は、通帳を広げたあの朝から、すっかり入れ替わっていた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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