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「行けばわかるよ」デート前日に彼が送ってきた地図が、私の家ではなかった日

  • 2026.7.12
ハウコレ

デートの前日に、彼から地図のピンだけが届きました。いつもなら私の最寄り駅まで迎えに来てくれるのに、ピンが指していたのは見覚えのない路地裏です。理由を聞いても「行けばわかるよ」と返されて、楽しみだった予定に不安が混ざっていきました。

届いたのは知らない路地裏

付き合って1年になる彼とは、出かける日は私の最寄り駅で待ち合わせるのがいつもの流れでした。彼が駅まで来てくれて、そこから2人で行き先へ向かう。それが自然になっていました。

だから、デートの前日に地図のピンだけが届いたとき、私はしばらくその場所を確認しました。いつもの駅からは離れていて、周りに何があるのかもよく分かりません。

添えられていたのは「ここで待ってるね」という短いメッセージだけでした。私は「ここ、どこ?」と返しました。場所を聞きたいだけだったのに、そのあと届いた返事で、余計に分からなくなりました。

「行けばわかるよ」の一言が、引っかかって

彼から返ってきたのは、「行けばわかるよ」でした。軽い返事のつもりだったのかもしれません。けれど、いつもと違う待ち合わせ場所を送っておきながら、理由を教えてくれないことが気になりました。

毎回こちらの駅まで来るのが負担になったのか。私には言いにくい話をするために、あの場所を選んだのか。地図を開くたび、考えなくていいことまで浮かびました。

もう1度聞こうとして、私はメッセージを途中まで作りました。でも、重く受け取られたくなくて送れませんでした。結局、場所だけを保存して、当日そこへ向かうことにしました。

路地の奥にあった店

地図を頼りに歩くと、細い路地の奥に小さな店がありました。外から中をのぞくと、窓際の席に彼が座っていました。

テーブルには、緑色のクリームソーダが置かれていました。前に街を歩いたとき、私が店先を見て「いつか来てみたい」と話した店でした。彼はそのことを覚えていて、席を予約してくれていたのです。

彼が隠していたのは、私を困らせる場所ではありませんでした。けれど、店に着くまでの間、私は彼の気持ちを悪いほうへ考えていました。嬉しい理由でも、説明が少ないだけで不安に変わることがあるのだと分かりました。

そして...

向かいに座ると、彼は「ずっと連れてきたかったんだ」と言いました。クリームソーダのグラス越しに彼を見ると、前日から抱えていた不安をうまく説明する気持ちは少し薄れました。

それでも、あの場所へ向かうまでに不安だったことは伝えました。彼は、驚かせたかっただけで、そんなふうに受け取られるとは考えていなかったと言いました。

連れてきてくれたことは嬉しかったです。ただ、次に知らない場所を送るなら、心配しなくていいことだけは先に言ってほしいと思いました。サプライズは、安心して向かえるから楽しめるのだと思います。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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