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彼女が褒めてくれた一着を、毎週着続けた俺の理由

  • 2026.7.11
ハウコレ

彼女に会う日は、いつも紺色のシャツを選んでいました。理由は単純です。前に彼女が「似合ってるね」と言ってくれたからです。けれど、その理由を言わないまま着続けたせいで、彼女には手を抜いているように見えていました。

きっかけは、彼女の一言

付き合って3か月の彼女と会う日は、毎回楽しみでした。どこへ行くかより、彼女が笑ってくれるかどうかのほうが気になっていました。

少し前のデートで、彼女が俺の紺色のシャツを見て「その服、似合ってるね」と言ってくれました。服を褒められることに慣れていなかった俺には、その言葉がかなりうれしかったです。

それから、そのシャツは彼女に会う日の服になりました。会いに行くなら、彼女が似合うと言ってくれた服で行きたい。俺の中では、それだけの理由でした。

曇っていく彼女の様子

何度か同じシャツを着ていくうちに、彼女の反応が前と違ってきました。待ち合わせで俺を見ると、少しだけ表情がかたくなることがありました。

約束に遅れたわけでも、会話をおろそかにしたわけでもありません。だから、何が引っかかっているのか分かりませんでした。

俺は、彼女が褒めてくれた服を選んでいるつもりでした。でも彼女から見れば、毎回同じ服で来る俺は、デートのために何も考えていない人に見えていたのだと思います。

「またその服?」に、俺が返した答え

カフェで向かい合って座ったとき、彼女が「またその服?」と言いました。責めるような響きに聞こえて、ようやく理由が分かりました。

俺は「これ、似合うって言ってくれた服だから」と答えました。隠していたつもりはありません。ただ、わざわざ言うほどのことではないと思っていました。

でも、彼女は理由を知らないまま、何度も同じ服を見ることになっていました。俺が言葉を省いたせいで、好意のつもりだった服が、彼女には雑な選び方に見えていたのです。

そして...

彼女は、少し申し訳なさそうに笑ってくれました。俺も、毎回同じシャツを選んでいた理由を初めてちゃんと話しました。

褒められたことがうれしかった。だから、その服で会いに行きたかった。それだけのことでも、言わなければ伝わらないのだと分かりました。

次は、彼女と一緒に服を選びに行くことになりました。あの紺色のシャツは、これからも大事にします。でも、同じ服を着る理由だけでなく、彼女に会うのを楽しみにしていることも、きちんと言葉で渡していきたいです。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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