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好奇心がある方は見て!「こんなかわいい生き物がいるとは」と驚いた、身近で知らない世界

  • 2026.7.10

連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」
札幌にある「滝野すずらん丘陵公園」の「滝野の森ゾーン」から、森の住人KENTAが、自然の魅力や楽しみ方を伝える連載です。

Sitakke

夏の森の醍醐味「虫」

初夏から夏へあっという間に季節が変わってきました。

ここ数年北海道にも「暑い夏」がきていますが、今年は今のところ「北海道らしい」、少し涼しい日々が続いています。

この時期、緑が濃くなってきて、森は少し鬱蒼(うっそう)としてきます。
ただその分、日陰も多くなり、木漏れ日も気持ちいい!

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緑一色かと思いきや、実はカラフルな花が多くなるのも夏の森の見どころです。

さて、今回は夏の森のもう一つのというか、自分たちからすると実は夏の森の「醍醐味(だいごみ)」でもある「虫」の話をしたいと思います。

ここまでヘビやカエル、カタツムリなど、森に住む生きものたちの話はいろいろとしてきましたが、あえて昆虫の話は避けてきました。

初回でいきなりヘビの話をしておきながら言うのもなんですが、やはり「虫」は苦手意識を持つ人が多いのも事実。
ただ、世界で一番数が多い虫の世界はとても奥深く、新しい発見があります。

今回はそんな虫たちの意外な一面を紹介したいと思いますが、ここから先、虫の写真が出てきますので、見るだけで蕁麻疹(じんましん)が出るほどの方はそっと閉じてください。

でも、意外な一面を知ることはできるはずなので、好奇心がある方はぜひこの先もお付き合いください!

イモムシとの出会い

虫が苦手な方の中には、「動きが嫌」という人もいれば、「見た目がちょっと…」という人もいると思いますし、ハチなど「刺されると怖い」という印象を持ってる方もいると思います。

正直自分も昔は、不規則に飛んできて、避けたつもりが避けきれていないチョウチョが大の苦手でした。

でも、ある瞬間から「虫はおもしろい!」と思えるようになったのですが、そのきっかけになったのがこの虫!

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丸い顔に黒い目。
子どもが描いたようなかわいさ。

見た瞬間「自分が知らないところで、こんなかわいい生き物がいるとは!」と感動しました。

これは「ハバチ」というハチの仲間の幼虫。
でもこの虫を見つけたときはそんなことは知らず、ただそのかわいさに圧倒されました!

この出会い以降、「イモムシって実はかわいいのかも」と思えるようになり、イモムシたちを見つける度に「顔」をチェックするようになりました。

その結果、見つけたのがこの子たち!

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これらは全部ハバチの幼虫たち。
背中にトゲやふわふわがついていたり、体や顔の色も違うのですが、みんなまんまる顔に黒目が2つ。チョウやガの幼虫とは明らかに顔が違います。

ちなみに、大人になるとこのかわいさはどこかに忘れてしまうみたいです。

このかわいさ、伝わりますか?

何年にもわたってイモムシの顔のチェックをしていくと、かわいい顔をしたイモムシはハバチだけではないことがわかってきました。

例えばこちら。

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これは「イラガ」という、全身トゲだらけで触ると危険なことで知られているイモムシですが、よ〜〜く見るとかわいい顔をしています。

様々なイモムシの顔をチェックしていく中で、一番衝撃を受けたのがこちら!

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なんとも言えない憂いの表情!
完全な主観ですが、小さい手もかわいらしい。

これは「モクメシャチホコ」というガの仲間の幼虫なのですが、もうこうなったら名前とかは一旦覚えなくてもいいです。このかわいさ伝わっていますか?(笑)

違う角度から見たらこんな感じです。

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ちょっと凛々しくなりました。

ちなみに、顔の上の方で目に見えている部分は、本物の目ではなく目に見える「模様」です。

そして、このイモムシは普段は地面を這って歩いていますが、相手を威嚇(いかく)するときにはその名の通り「シャチホコ」のように反り上がるのです。つまり、今のこの状態は相手を全力で威嚇している状態!

横から見るとそのシャチホコっぷりがよくわかります。

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おしりの赤いシッポもおしゃれです。

虫が嫌われる理由として、カやハチのように「刺される」とか、チョウやガのように「自分に向かってくる」とか、毛虫のように「見た目がちょっと…」というものがあると思います。
しかしイモムシたちは、飛んでくることもなく自分から触りに行かなければ害もなく、そして稀にかわいいのがいるという、実は虫の苦手さを克服するにはオススメの生きものなのです。

だいぶマニアックな話をしているのは重々承知ですが、夏は昆虫に興味を持てるようになると楽しみ方がだいぶ変わってくるので、ぜひ入りやすいところを見つけて虫たちにも目を向けてみてください!

連載「森に行こう! ~身近な自然におもしろさが詰まっている~」

文:森の住人 KENTA
国営滝野すずらん丘陵公園 自然環境マネージャー。1978年札幌生まれ京都育ち。約6年間のサラリーマン生活を経て、森についての知識・経験ゼロの状態で滝野の森ゾーンの担当になり、様々なイベントの企画や広報、森づくりなどを担当。公園内にヒグマが侵入した際は専門家と一緒に現場の最前線で調査を担当。滝野の森staffXにて監視カメラを使った野生動物たちのリアルな様子などを発信中。

編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は記事執筆時(2026年6月)の情報に基づきます。

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