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日本全国 染織レッドリストを追う|関東編

  • 2026.7.10
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雑誌『美しいキモノ』で大きな反響を呼んだ特集「染織レッドリストを救え」。各産地への最新リサーチ情報を加えて、デジタル連載として復刻。今回は、関東編をまとめてお届けします。

[初出『美しいキモノ』2015年夏号より]

第8・9・10回|東京都編

東京都の希少な染織品を3回にわたり紹介します。

江戸小紋・東京本染ゆかた・東京本染注染など

撮影=中村 淳

渋さと粋が持ち味の「江戸小紋」をはじめ、江戸時代から続く「長板中形」や沖縄を思わせるカラフルな型染「東京紅型」のほか、丁寧な摺り染が生む深い味わいの「江戸更紗」、両面がくっきり染まる伝統技法「東京本染ゆかた・東京本染注染」を、制作工程とともに、詳しく紹介します。

東京友禅・東京無地染・東京くみひも・江戸刺繍

撮影=中村 淳

国の伝統的工芸品及び、東京都の伝統的工芸品に指定されている「東京友禅」や、求める色を美しく艶やかに染める「東京無地染」、武具の実用性と江戸の美意識が融合した「東京くみひも」のほか、空間を生かした模様構成や洗練された色使いが特徴の「江戸刺繍」、それぞれの歴史的背景や制作工程、最新リサーチ情報も。

黄八丈、村山大島紬など

撮影=中村 淳

自然の色の美しさが際立つ、八丈島特産の絹織物「黄八丈」をはじめ、原始的な機による織物「カッペタ織」、全国でも珍しい板締め染色による精緻な経緯絣(たてよこがすり)が特徴の「村山大島紬」のほか、八王子周辺で作られる絹織物「多摩織・八王子織物」「青梅縞」を取り上げます。

第11回|埼玉県編

秩父銘仙、川越唐桟など

撮影=中村 淳

大胆でカラフルな普段着の絹織物「秩父銘仙」、「川唐」を地域で再興した「川越唐桟(唐棧・とうざん)」をはじめ、裃(かみしも)を染めた「熊谷染」、江戸から移転した紺屋に始まる「草加本染ゆかた」、正藍染の剣道着の八割を占める「武州正藍(しょうあい)染」のほか、「本庄絣」、「飯能大島紬」、「所沢絣」、「行田足袋」を紹介します。

第12回|神奈川・千葉県編

横浜スカーフ・館山唐桟など

撮影=中村 淳

神奈川・横浜港から世界に出荷された「横浜スカーフ」をはじめ、千葉・館山に伝わる伝統技法で製作する「館山唐桟(唐棧・とうざん)」や肌触りの爽やかな藍染の木綿の縮「銚子縮」のほか、松戸で作られる「江戸組紐」、大漁を祝った漁師の晴着「万祝(まいわい)」など、神奈川・千葉県の希少な染織品や工芸品を取り上げます。

第13回|茨城・栃木県編

結城紬など

撮影=中村 淳

紬の最高峰「本場結城紬」をはじめ、真綿紬の風合いを感じる「いしげ結城紬」のほか、栃木県・宇都宮の染物「宮染め」や、斬新な銘仙で一世を風靡した「足利銘仙」、江戸の庶民に親しまれた白木綿「真岡木綿」、海外にも輸出された木綿の縮「佐野縮」を、制作工程や資料とともに紹介します。

第14回|群馬県編

撮影=宮川 久

帯で知られる関東最大の織物産地「桐生織」をはじめ、銘仙の技を受け継ぐ「伊勢崎絣」、桐生織の生地で作る「桐生絞」、館林織物の流れをくむ「館林木綿」、横振りミシンによる日本独自の刺繍「桐生横振刺繍」のほか、「中野絣」や「高崎の紅板染」に加え「群馬ふるさと工芸品」の紹介も。

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