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「マラドーナにもなかった」フランス代表FWオリーセの“すごい才能”とは?恩師が明かす

  • 2026.7.10

今回のワールドカップで最も輝きを放っているスターの一人、マイケル・オリーセ。フランス代表のトップ下として起用され、最前線を彩る数々のエリートアタッカーを操っている。

現在バイエルン・ミュンヘンでプレーする彼は、ロンドンで生まれ育ち、イングランドの育成組織で育ちながらも、最終的にフランス代表を選んだという国際的なルーツをもっている。

チェルシーのアカデミーを経てレディングで頭角を現すと、2019年にプロデビュー。2020-21シーズンにはEFLの若手最優秀選手賞に輝き、その夏にクリスタル・パレスへとステップアップを果たした。

パレスでの90試合で41得点に関与した彼は、さらに6000万ポンド(およそ130億円)という巨額の移籍金でバイエルンへ。昨季は25ゴール28アシストという驚異的な成績を収め、フランス代表でも中心的な存在に成長した。

かつてレディングで監督を務めていたアラン・パーデュー氏は、『talkSPORT』の番組内でオリーセの進化に驚きを隠さなかったという。

「レディング時代から、彼が並外れたテクニックを持ったタレントであることは知っていた。クリスタル・パレスへ行って、試合を決定づけるパフォーマンスを見せ始めたとき、彼は非常に優れたチームの中でも明らかに別格の存在に見えたよ。

ただ、ビッグクラブにいったときに、さらに上のレベルへ飛躍できるのか、それとも壁にぶつかって出番を失うのかは未知数だった。

だが、彼は見事にそれをやってのけた。今やとんでもない選手になった。他の選手には技術的に不可能なことにも挑戦できる、圧倒的な自信に満ち溢れているよ。今のフランス代表で10番の役割を与えられていることも、彼に完璧にフィットしているようだ。

実は、彼は素晴らしい性格の持ち主なんだ。プレー中は非常に冷静で、感情に振り回されることがない。これは攻撃的な選手にとって極めて重要な資質だ。

例えば、ガスコインやマラドーナを振り返ってみれば、彼らはファイターでエゴイストだった。試合の中で感情的になりすぎて、それがパフォーマンスに影響したり、退場のリスクを冒してチームに迷惑をかけたりすることもあった。

だが、オリーセはその真逆だ。彼は不必要な騒ぎに全く巻き込まれることがない。ただピッチ上で自らのクオリティを発揮することだけに集中しているんだよ」

鋭いドリブルでの持ち上がり、そこから放たれるアイデアあるパスや正確なシュートに注目が集まりがちであるが、それを支えているのは「何事にも動じない冷静な性格」なのであるとのこと。

確かにピッチでのプレーを見ていても声を荒げるような場面はなく、表情もあまり崩さない。そのメンタル面があってこそ、オリーセが持っている技術やフィジカルの素質を生かすことができるようだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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