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バズ漫画を…!!テレビ番組が生んた“漫画家×脚本家”の話題作!32歳男の“青春リトライ漫画”が大人に刺さる【作者に訊く】

  • 2026.7.10
“こんな歳”でも青春できる! (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
“こんな歳”でも青春できる! (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

「真崎さん、今日もかっけぇ~」と羨望のまなざしを向けられているのは、スポーツ用品メーカーに勤める営業部のエース・真崎圭太。現在キャリア10年目のイケイケな32歳である。「プライベートも充実してるんだろうなぁ」「きっと学生のころからキラキラしてたんだよ」という自身に関する噂話や評価を全身に浴びながら、彼は複雑な心境だった。なぜならば本来の彼は、キラキラとは無縁の人種だったから――。おしゃれなスーツを着こなした昼間の姿から一変、夜はとても人には見せられないような体たらくな“本来の姿”に…読者驚愕、いや、驚きを通り越してちょっと引いてしまうような“体操服の部屋着姿”は必見だ。

完璧に仕事をこなす大人の彼には誰にも言えない一面が…!? (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
完璧に仕事をこなす大人の彼には誰にも言えない一面が…!? (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

そんな彼が、あるきっかけから開発部のエース・河合朋美にその秘密を知られてしまう。犬猿の仲だった真崎と河合だが、2人は学生時代にやり残した「青春」を大人になってから取り戻すべく奮闘する。これは、学生がやるような甘酸っぱいイベントに全力で挑戦する大人の姿が魅力的な「大人の青春リトライ漫画」である。学生だけが経験できると思っていた「青春」だが、仕事にプライベートに忙しい大人でも経験できる、いや大人になってからの青春こそ尊い!と思わせてくれる本作は、世知辛い現代を生きる大人たちに刺さる漫画なのではないだろうか。

学生時代は訪れたことがなかったゲームセンターでの一幕 (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
学生時代は訪れたことがなかったゲームセンターでの一幕 (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

本作『32歳の真崎くんは青春を拗らせている』は、テレビ朝日系列「バズマンTV」の企画から誕生した一作である。「バズマンTV」とは、漫画大好き芸能人とプロの漫画家がタッグを組んで“バズる漫画”を生み出していこうという趣旨の漫画リスペクトバラエティ番組だ。本作は、その番組内で漫画家の墨染清さんと脚本家の冨田頼子さんがタッグを組んで生み出した渾身の一作である。そんな話題作の作画を手がけた漫画家・墨染清さんに本作について話を聞いてみた。

学生たちの目線に、ふと我に返ってしまう瞬間も… (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
学生たちの目線に、ふと我に返ってしまう瞬間も… (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

――「バズマンTV」から企画のお話を受けたときの率直なお気持ちをお聞かせください。

テレビ朝日の関係者の方からご連絡のメールをいただいたときは、まず間違いなく送り先を間違えたのだろうなと思いました。しかし、数時間待っても訂正のメールが届かなかったので、「まさか本当の話なのか」と非常に驚いたことをよく覚えています。

――“バズる漫画”がテーマのテレビ企画発の漫画ですが、普段の漫画制作との違いや難しさはありましたか?

狙って“バズ”を起こした経験がなかったので、最初はプレッシャーを強く感じました。また、原作の先生と制作すること、テレビの企画作品であることなど、何もかもが初めての領域でした。普段の漫画制作とは違う条件下で、いかに自分らしい表現や作風を落とし込むかというチャレンジに、これまでにない難しさとやりがいを感じました。

――脚本家・冨田頼子さんとタッグを組んでの制作でしたが、印象的だったやり取りやアイデアはありますか?

冨田先生とお仕事をさせていただくうえでいつも驚くのが、キャラクターの解像度の高さです。第1話の制作前にキャラクター設定表をいただいたのですが、その設定が非常に緻密でリアルでした。「ここまで深くキャラクターを掘り下げるものなのか」と、プロの脚本家の凄まじい技術に圧倒されると同時に、自身のキャラクターへの向き合い方を見つめ直す大きな刺激になりました。

――制作中に「このシーンはバズるかも!」と手応えを感じた場面は?

「バズるかも」とまでは確信できませんでしたが、描いていて「このシーンはこういう絵で魅せるのが正解だ」と手応えを感じながらペンを握った場面はいくつかあります。

――たとえば…?

第1話なら真崎がロデオに乗っているシーン、第2話なら真崎と河合が並んで公園を走っているシーンなどです。

――なるほど…!お話を聞いて、そのシーンをもう一度読み返したくなりました!

私としてはそれらのシーンなのですが、実際に読んでくださった読者の方が、どのシーンを気に入ってくれたのかは、ぜひ伺ってみたいですね。

大人の心に刺さる、作品冒頭の一文 (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
大人の心に刺さる、作品冒頭の一文 (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

本作のコンセプトは、作品の冒頭に出てくる「青春とはある時期のことではなく、心の持ちようである」というセリフに集約されているように思う。30代であろうと40代であろうと、たとえおじいちゃんおばあちゃんになろうとも、心の持ち方ひとつでキラキラした時間は舞い戻ってくる。この作品を読んだあなたは、どんな時間を取り戻したいと願うだろうか?もし何かに心が動いたとすれば、それは「青春」と呼ぶにふさわしい時間への第一歩である。

『32歳の真崎くんは青春を拗らせている』は、現在「ブックライブ」にて好評連載中だ。主人公たちがどのようにして青春を取り戻していくか、学生がやるような甘酸っぱいイベントに大人となった彼らがどのようにリトライするのか、ぜひとも温かい目で見守ってほしい。

取材協力:墨染清(@sumizomesei)

『32歳の真崎くんは青春を拗らせている』はブックライブで連載中! (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス
『32歳の真崎くんは青春を拗らせている』はブックライブで連載中! (C)冨田頼子・墨染清/ライブコミックス

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