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「3人目おめでとう」義母がくれた新生児用の肌着セット→「気持ちだけで十分だよ」と夫がやんわり断ったワケ

  • 2026.7.11
「3人目おめでとう」義母がくれた新生児用の肌着セット→「気持ちだけで十分だよ」と夫がやんわり断ったワケ

退院した日のプレゼント

3人目を出産して、退院したその日のことだった。

まだ体も本調子ではない私のところへ、義母がさっそく顔を見せに来てくれた。

初孫のときからよく気にかけてくれる義母で、今度も孫の顔を見たくてたまらなかったのだろう。

玄関のチャイムが鳴ったのは、私が荷物を置いてひと息ついたころだった。

玄関に立った義母は、にこにこと紙袋を差し出した。

「3人目おめでとう」

「お祝いだから使ってね」

ありがたく受け取って、その場で開けてみる。

中身は、真新しい新生児用の肌着セットだった。ふんわりと柔らかい、上等な生地。義母が孫のために選んでくれたのが伝わってくる。

うれしい。うれしいのだけれど、正直なところ、少しだけ戸惑いもあった。

うれしさと、小さな戸惑い

我が家はもう3人目。上の子たちのお下がりが、たんすにきちんとしまってある。

肌着は当分足りるくらい、すでにそろっていた。

それに新生児の肌着は、おろす前に一度水通しをしておきたい。

できれば、生まれる前にもらえていたら、とも思ってしまう。

上の子ふたりが着ていた肌着は、まだじゅうぶんきれいなものばかり。三人分ともなると、正直、新しいものを増やす場所にも困るほどだった。

それでも、孫のためにと選んでくれた義母の気持ちを思うと、無下にはできない。

(気持ちはすごくうれしい。でも、どう使おうかな)

そんな私の表情を、夫は見逃さなかったらしい。義母がお茶を飲んで一息ついたころ、夫がやわらかく口を開いた。

夫のひとことで和んだ空気

「母さん、肌着ありがとう」

「気持ちだけで十分だよ」

義母が、きょとんと夫を見る。夫は笑いながら続けた。「うち、上の子のお下がりがどっさりあるんだ」

角の立たない、あたたかい言い方だった。義母は一瞬きょとんとしてから、ぽんと手を打った。

「あら、そうよねえ」

そう言って、からからと笑う。責める空気はどこにもなくて、私まで肩の力が抜けた。

義母は「いちばん可愛いのを選んだのよ」と得意げに胸を張った。

ズレていたのは贈るタイミングだけで、義母の気持ちは、まっすぐ孫に向いていた。夫のひとことのおかげで、それを素直に受け取れた気がした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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