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「厳しくするより心に訴えた方が伝わった」40代母の実感。友達の顔出し投稿・深夜視聴……娘と向き合った日々

  • 2026.7.10

小学5年生のとき、初めて遊ぶ友達の家からの帰り道で迷子になり警察に保護されたことをきっかけにスマホを持たせた——東北在住の40代女性は、そんな経緯でスマホライフをスタートさせた娘さんと、今も試行錯誤を続けています。深夜まで続くYouTube・TikTok視聴、親の目を盗んで兄のゲーム機を使う抜け道、そして友達アカウントを通じた顔出し投稿問題と生活圏特定リスク……。「厳しく管理するより、心に訴えた方が伝わった」という実感とともに、彼女が同じ悩みを持つ親へ届けるメッセージとは。

40代女性と高校生娘の「子育て&スマホ管理」リアル体験談

ママテナ編集部では2026年5月1日~15日、インターネット上で「子どものiPhoneやスマホは何年生から? スクリーンタイム突破・課金トラブル…子育てスマホ管理のリアル体験談」についてのアンケートを実施しました。

回答者のプロフィール

今回エピソードを紹介する40代女性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:女性(40代)
  • 居住地:東北(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)
  • お子さん:高校生・女の子
  • 使用機種:Android
  • 初めてスマホを持たせた学年:小学5年生
  • 持たせた最大の理由:緊急時や外出時の連絡手段を確保するため
  • 現在の悩み度:やや悩んでいる(時々トラブルや不安がある)

迷子になって警察に保護された娘。その経験がスマホ購入のきっかけに

娘さんにスマホを持たせたのは小学5年生のころ。きっかけは、今となっては笑えない出来事でした。

「初めて遊ぶ友達の家に行った帰りに、迷子になり警察に保護されたことがありました。その後すぐ習い事も始めることになったので、そのタイミングで購入しました」と彼女は振り返ります。

緊急時や外出時の連絡手段として持たせたスマホ。導入のタイミングについては「大きな問題もなく、適切なタイミングだった」と感じているそうですが、持たせたことで新たな悩みも生まれてきました。

YouTubeやTikTokを深夜まで……「まだ自己管理できる年齢ではなかった」

連絡手段として持たせたはずのスマホでしたが、購入後に予想外の事態が起きます。

「YouTubeやTikTokを深夜まで見ていたり、ずっとスマホを気にしてしまうことが増えました。まだ自己管理できる年齢ではなかったなと感じています」と彼女。

スマホを渡すことで生まれる連絡の安心感と、使いすぎへの不安——そのふたつが同時にやってくるのは、多くの親が経験することかもしれません。

兄のスマホ・ゲーム機を使ってYouTubeを視聴。「うるさく言いすぎると隠れてやるように」

視聴時間に制限をかけていたものの、娘さんはある抜け道を見つけていました。

「兄のスマホやゲーム機からYouTubeを見ていることはありました」と彼女。自分の端末が使えなければ、別の端末を使えばいい——子どもらしいともいえる発想ですが、制限の難しさを改めて実感させられる出来事でした。

それでも彼女が選んだのは、厳しく叱ることではありませんでした。「あまり親がうるさく言いすぎると隠れてやるようになりそうだったので、軽く注意する程度にしました」。その判断の背景には、対話を重視する彼女なりの子育てルールがありました。

やるべきことが終わったら1時間は自由。「条件クリア制」のルールで親子が折り合う

試行錯誤の末、彼女が娘さんと決めたのは、条件をクリアしたらスマホを自由に使えるというルールでした。

「次の日の持ち物の準備、お風呂、食事、宿題が終わってから1時間は好きにしていいことにしました。休日は午前1時間、午後1時間と決めました」。

やるべきことを先に終わらせるという習慣づけと、スマホ時間の確保が両立できるこのルールは、親子で話し合って決めた「独自ルール」として機能しているようです。

課金トラブルはゼロ。「クレジットカードは一切登録しない」という徹底した予防策

課金については、最初から明確なルールを設けていました。

「課金はしない約束のもとで持たせていたので、そういったトラブルは特になかったです。ただ、よく分からぬうちに課金されてしまうようなゲームもあると思い、クレジットカード等は一切登録しませんでした」と彼女。

トラブルが起きてから対処するのではなく、仕組みとして課金できない状態をつくっておく——この予防的なアプローチが、結果としてトラブルゼロにつながりました。

友達のTikTokに娘の顔が映っていた。学校名入りジャージ・制服・特徴ある建物で生活圏が特定されるリスクを話し合う

最も頭を抱えたのは、SNS投稿をめぐる問題でした。

娘さんとは「TikTokの投稿は顔出し禁止」と約束していたものの、娘さんの友達のアカウントでは顔出し投稿がされており、そこに娘さんが映り込んでいたのです。さらに「学校名が入ったジャージや制服での撮影、特徴ある建物を背景に撮影してしまうことが何度かあった」と彼女は振り返ります。

自分の子どもだけがルールを守っても、友達を通じて情報が漏れてしまう——このリスクに気づいた彼女は、生活圏や学校が特定されたらどんな危険があるかを娘さんと話し合いました。

「その都度話さないとわからないものかと頭を抱えましたが、親同士のグループLINEにもお願いという形でお話したところ、友達同士で気をつけてくれるようになりました」。一家庭だけでなく、周囲の親とも連携したことで、子どもたち同士の意識が変わったそうです。

「安心フィルターは必須。厳しくしすぎるより、心に訴えかける方が伝わる」

同じ悩みを持つ親へのアドバイスとして、彼女はこう綴ります。

「小学生のうちは絶対に安心フィルター設定はした方がいいです。クレジットカードの登録にも気をつけて。TikTokやYouTubeに憧れる年頃でもあるので、視聴時間や投稿についてはよくよく話し合った方がいいです。厳しくしすぎるよりも、心に訴えかけた方がうちの場合は理解してくれました」。

迷子から始まったスマホとの付き合い。深夜視聴、抜け道、SNSリスク、位置情報での救済——さまざまな経験を重ねながらも、娘さんと対話を続けてきた40代女性のリアルなエピソードでした。

 

(文:ママテナ編集部)
※この記事は、ママテナ編集部が2026年5月に実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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