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「少しくらいお菓子いいでしょ」と勝手にあげる義母。だが、娘の一言に固まった瞬間

  • 2026.7.8

何でも口を出す義母

義母は、孫のこととなると何でも口を出してくる人だった。会うたびに、必ず何か言われる。

「あら、母乳じゃないの?」

「そんな薄着で大丈夫なの?私たちの時代はこうだったわよ」

娘がまだ小さかった頃、こうした一言を浴びるたびに、私はいつも胸の中でため息をついていた。悪気はないのだろう。けれど、毎回モヤモヤだけが残った。

中でも一番困っていたのが、お菓子だった。

私が席を外したわずかな隙に、義母は娘へこっそりお菓子を渡す。それも一つや二つではなく、両手いっぱいの量だ。

「夕食が食べられなくなるので、お菓子は控えてもらえますか」

何度そうお願いしても、答えはいつも同じだった。

「少しくらいお菓子いいでしょ」

親族の集まりで

そんな調子が続いたまま、娘は小学生になった。ある親族の集まりでのことだ。久しぶりに大勢が顔をそろえ、和やかに会話が弾んでいた。

夕食の準備が始まろうかという頃、義母がいつものように、両手いっぱいのお菓子を娘へ差し出した。

「ほら、おばあちゃんからよ。いっぱい食べなさい」

私が止めようと口を開きかけた、その時だった。娘が義母をまっすぐ見て、はっきりとこう言ったのだ。

「ママがダメって言ってるからいらない」

「あとでご飯食べたいし」

場が、しんと静まった。義母の差し出した手が、宙で止まっている。

変わった空気

固まった義母の顔から、みるみる笑みが消えていく。何か言おうと口を動かしかけて、けれど言葉が続かない。

結局、ばつが悪そうにお菓子を引っ込めるしかなかった。

静まり返った空気を破ったのは、周りの親戚たちの声だった。

「しっかりしてるねえ、この子は」

「えらいわね、ちゃんと自分で考えてるんだ」

笑い混じりの感心の声が、あちこちから上がる。その視線の中で、義母はもう、二度とお菓子を勧めようとはしなかった。ただ小さくなって座っているだけだった。

その様子を見ていた夫も、さすがに思うところがあったらしい。集まりの帰り際、自分の母親にきっぱりと告げた。

「育児の方針は、俺たちが決めるから。母さんも口出しは控えてくれよ」

義母は何か言いたげだったが、結局うつむいて頷いただけだった。あれ以来、母乳のことも薄着のことも、お菓子のことも、ぱたりと言われなくなった。たった一言ではっきり線を引いてくれた娘の横顔を、私は今でも誇らしく思い出す。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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