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「子どもだから仕方ないでしょ」騒音を出しても開き直る住人。我慢出来ずに抗議を続けた結果

  • 2026.7.9

貼り紙が効かない上階

マンションで暮らし始めて半年、真上の部屋から響く足音と物を落とす音に、毎晩のように眠りを妨げられていた。

深夜1時を過ぎても、床を踏み鳴らすような音が天井から降ってくる。

翌朝は寝不足で頭が重く、保育園の支度も仕事も上の空になる。夜が来るのが怖いとさえ思うようになっていた。

最初は生活音だと自分に言い聞かせていた。けれど何週間経っても収まらず、体の疲れが抜けなくなってきた。思い切って、管理会社に相談することにした。

数日後、共用部の掲示板に注意の貼り紙が出た。それで少しだけ静かになった。ほっとしたのも束の間、貼り紙が古びる頃には、また元通りの足音が戻ってきたのだ。

エレベーターでの一言

ある朝、エレベーターで真上の住人と乗り合わせた。会釈すると、相手のほうが先に口を開いた。

「あれ、私のことですよね?うちの生活音って、そんなにうるさいですか?」

不機嫌そうな声だった。私はできるだけ穏やかに切り出した。

「夜だけでも、少し気をつけていただけると助かります」

すると相手は、ふんと鼻を鳴らした。

「子どもだから仕方ないでしょ」

それだけ言い残して、扉が開くと出て行ってしまった。取りつく島もなかった。

記録が動かした管理会社

以前の私なら、ここで諦めていたと思う。でも今度は違った。その日から、足音がした日付と時刻をノートに書き留め、ひどい夜はスマートフォンで録音した。

三週間分のメモと音声がたまった頃、私はそれを持って管理会社の窓口に立った。

「深夜1時の足音、3週間分あります」

担当者は録音を再生し、記録の細かさに目を見張った。

「これは確かにひどいですね」と表情を引き締め、その日のうちに上階へ個別に連絡を入れると約束してくれた。

後で分かったことだが、同じフロアの別の住人からも似た相談が寄せられていたらしい。「あなたの記録があったから、こちらも踏み込めます」と担当者は言った。

一人で我慢していたわけではなかったのだ。

数日後、廊下で例の住人とすれ違った。相手はこちらに気づくと、何か言いかけて口をつぐんだ。そして、気まずそうに目を伏せた。あの朝の開き直った態度は、もうどこにもない。

「……すみません、気をつけます」

小さな声でそう言うと、逃げるように部屋へ入っていった。その夜から、天井の足音はぴたりとやんだ。

耳栓なしで眠れる夜が、こんなにも静かだとは思わなかった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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