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あざだらけの少女「捨てるパンがあればください」少女を救ったパン屋の女性の行動とは?<義姉トラブル>

  • 2026.7.8

主人公のはるかさんは夫と息子の3人家族。やさしい義父と少しクセのある義母と同居しています。
夫とともにケーキとパンのお店『かぐら』の2号店を経営しながら、充実した日々を送っていました。
ある日、赤ちゃんを連れた義姉が突然帰ってきて同居することに。義姉は、執拗にはるかさんを嫌って嫌がらせしてきました。しかし、その理由は義姉が高校生のころ、義父とはるかさんの母の不倫現場を目撃したためだったのです。

義父の不倫相手の娘であり、今でも義姉を苦しめ続けている自分が、これまで通りお店で働く資格はないのではと考えるはるかさん。

しかし、はるかさんの話を聞いていたお店のスタッフ・ふうかちゃんは、

「はるかさん、全然悪くないですからね?」

「義姉を苦しめてきたのは、義父とはるかさんのお母さんです」

と、その考えを真っ向から否定してくれました。

「私もはるかさんに出会ってなかったら義姉のようになっていた」

ふうかちゃんがそう話す理由は、はるかさんとふうかちゃんが出会ったころの5年前にありました。

全身にあざのある女の子が気になって…

「またパンの耳とか捨てるパンあれば……」

おなかが空いても食べ物を買うお金がなく、はるかさんを頼ってお店にやってきた女の子。しかし、義母からの心ない言葉を受けて立ち去ります。

女の子の様子が気になったはるかさんは、彼女のあとを追いました。

「1時間後に店の裏に来て! 」

半信半疑で待っていた女の子に、はるかさんは大量のパンを差し出しました。

親御さんを気にかけるはるかさんに対し、「心配されないから大丈夫」と答える女の子。

全身あざだらけの状態でそう告げる彼女の様子が気になったはるかさんは、お店でパンを食べていかないかと提案したのでした。

◇ ◇ ◇

この女の子こそ、のちにはるかさんと同じお店で働き始めるふうかちゃんです。彼女は、家庭環境があまり良くなかったのかもしれません。どのような事情があったのかはわかりませんが、当時のふうかちゃんがはるかさんに救われたことは確かです。

人は過去や生まれ育った環境を選ぶことはできません。しかし、その後に誰かへ向ける優しさや行動は自分自身で選ぶことができます。はるかさんの何気ない善意が、ふうかちゃんの人生を大きく支えたのでした。やさしさは巡り巡って人を支え、自分自身を救う力にもなるのかもしれませんね。


著者:マンガ家・イラストレーター あおば

ベビーカレンダー編集部

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