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「ごめん鍵開けて」マンションのオートロックで閉め出された住人。毎回鍵を開けてと頼む姿に我慢の限界がきた

  • 2026.7.7
「ごめん鍵開けて」マンションのオートロックで閉め出された住人。毎回鍵を開けてと頼む姿に我慢の限界がきた

1階に越したら毎日インターホンが鳴る

初めて1階の部屋に越した。

オートロック付きのマンションで、外へ出るときはボタンひとつで自動的に鍵が閉まる。

便利な反面、鍵を持たずに出て閉め出される人が意外と多いらしい。

越して数日で気づいた。エントランスの鍵を開けてほしいと、同じ建物の住民が私の部屋のインターホンをやたらと鳴らすのだ。

最初は「はい、どうぞ」と軽い気持ちで解錠ボタンを押していた。困ったときはお互いさま、くらいに思っていた。

けれど回数が尋常ではない。

朝に、昼に、夜に。

ひどいときは1日に何度も、しかも決まって同じ住民だった。

気づけば週3のペースで、うちのインターホンが鳴っている。

料理の途中でも、在宅で仕事をしている最中でも、おかまいなし。急いで受話器を取ると、決まって同じ声がのんびりと言う。

「悪いね、また忘れちゃって」

その口ぶりに、悪いと思っている気配はまるでなかった。私の部屋が、共用の解錠ボタンだとでも思っているみたいだった。

(私、この人の鍵係じゃないんだけど)

角を立てずに線を引いた日

ある日、私自身も鍵を忘れて数時間、外に閉め出された。

その時、防犯のためのオートロックを、誰彼かまわず開けていたら意味がないと悟った。

その週末、またインターホンが鳴った。

「ごめん鍵開けて」

私は少し間をおいて、できるだけ柔らかい笑顔で返した。

「防犯上できません」

相手は「え」と固まった。

「ごめんなさい、掲示板にも解錠の代行はご遠慮くださいって、貼ってあって」

住民はばつが悪そうに口ごもり、「あ…そうだよね、ごめん」と小さく言って去っていった。

インターホンが鳴らなくなった朝

翌週から、うちのインターホンはぱたりと鳴らなくなった。

それからその住民は、きちんと鍵を首からさげて歩くようになった。エントランスですれ違うと、決まりが悪そうに小さく会釈してくる。

規約を盾にひと言、線を引いただけ。角も立てず、インターホンの平和は戻ってきた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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