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若者の離職率増加…37歳吉田麻也は海外でも実感 「おそろしい時代…我慢ができない子が多くなっている」

  • 2026.4.25

日本代表でキャプテンを務めるなど歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。

若くして海外に飛び出すと、オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、そして、アメリカでプレーしてきた。

1988年生まれの37歳である吉田が、若者たちの離職率の高さについて言及していた。

『吉田麻也 Treasure in Talk』で、若手社員の離職に悩んでいるという社会人からの悩み相談に対してこう話していた。

「4月も入社式があって、その次に退職代行サービスみたいなので、いきなり辞めるみたいなのがニュースになってましたけど、おそろしいですね…(苦笑)

おそろしい時代じゃないですか、普通に考えて。うーん、なんなんだろう、なんでなんだろう。

サッカー選手は離職はさすがにないと思うんですけど、やっぱり多いですよ。

いま若い選手でちょっと試合に出られないとすぐに移籍したいとか、特にヨーロッパは本当に多いと思うんですよね。僕がイギリスとかにいるときも、とにかく(試合に)出られない選手は移籍するってすぐ言い出す。ベンチにいる選手も、自分にベクトルが向いていないので、なんでこの監督は俺を使わないんだ、このチームは俺を獲ったのに使わないんだみたいな、まずそこから入るんですけど。

そういう意味では日本人の選手たちは、常に自分がもっとうまくならなきゃとか、自分がこの選手より勝ってなきゃみたいな、ベクトルがまだ(自分に向いている)日本のサッカー選手は多い気がするんですが、どうやら日本の社会人たちは変わりつつあるのかもしれません(苦笑)

でも、難しいですよね。離職を防ぐ…すでにいる既存のチームメイトたちは、若い選手だったり、入ってくる選手たちに対して、より理想的な環境を提供しなきゃいけないのはあるので…。

シンプルにあれだと思いますね。就職氷河期みたいな時代だったら、選べないから、若手社員のほうが頑張らなきゃいけないけど、今は人手不足の時代なので、逆に企業が社員に気を遣うみたいな状況に逆転しちゃってますよね。(そういう現状)なのが一番難しくさせている状況」

「別に君じゃなくても他にいくらでもいるよという状況なら、たくさん採用できると思うんですけど、いまはとり合いになっているじゃないですか。

それが若い人たちの気持ちを違う方向に向けてしまっているんじゃないかなぁなんて思うんですけど。

(総務省のデータでは日本の転職率は年間およそ5%。30~40代は約半数が転職経験あり。20代は年間10~15%が転職、40%が転職経験済み。新卒の3年以内離職率は約35%)

僕がおじさんになりつつあるからかもしれないですけど、まず頑張った先にそういうのがあるだろうって。

いきなり、お前、一軍で試合に出れないぞって言いたいですけどね。

まず、ベンチ外、二軍、そこでしっかり結果を出して、毎日認められて、じゃあ一回チャンスやるかみたいなところからスタートじゃないですか。

だから、我慢ができない子が多くなっているなというのは僕も感じるんですけど。

同時にさっきのデータもそうですけど、サッカーもひと昔前に比べたら、圧倒的に移籍する回数は増えたんですよね。だから、チームを転々とする選手が多くて、ワンクラブマン(1つのチームでキャリアを終える)は本当に稀になっている。

日本も終身雇用じゃなくて、1~2回は職を変えて、自力をつけたり、色んな経験をして、違うところで活躍するのは普通になりつつある。それはそれで競争が生まれて、いい面もあるんじゃないかなと思う。

ただ、僕としては我慢をすることも時に大事だし、我慢の先に見えてくるものもあるんじゃないかなと思う。

やっぱり同じチームにいても、1年目は全く分からないけど、2年目はちょっと慣れて、3年目でようやく色んなものが見えてくるみたいなことは、僕も移籍を繰り返して感じることは多いので。

3年は続けたほうがいいなぁって…古いかもしれない、考え方が、分からない(苦笑)

なので、離れて行った人のことよりも、残ってくれた人により愛情を注いで、より大事にしていくことを考えた方がいい気がします」

海外でも若手選手の意識が変わってきていることを実感しているそう。

そのうえで、3年ほどは我慢しながら頑張ってみたほうがいいという持論を持っているようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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