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片付けのプロが絶句した、73歳叔父の“4LDKゴミ屋敷”「ペットボトルに入っていた中身に、思わず目を疑った…」

  • 2026.7.6

身内の片付けは突然に……

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身内の片づけは、突然やってきます。お正月に義実家へ遊びに行ったとき、義両親からさりげなく打ち明けられました。「実はおじさんの家が、ちょっと大変なことになってて……」。今回片づけることになったのは、73歳になる義父の弟、おじさんの家です。民生委員から義父に連絡がきたことがきっかけで、おじさんの家の“ゴミ屋敷化”が発覚しました。まさか、身内がゴミ屋敷に……。義両親が悩んでいたところ、私が「片付けたい!」と言ったのが始まりです。おじさんは今は義実家で暮らしていて、もうその土地を手放したいけれど、ゴミ屋敷状態でどうしようもない、という状況でした。玄関のドアを開けた瞬間、空気が変わりました。積み上がった郵便物、未開封の新聞紙。そして、なんとも言えない臭い。隣にいた夫は「ムリムリムリ!」と5分も経たずにギブアップしました……。整理収納アドバイザーとして500件以上の片付けをサポートしてきましたが、4LDKのゴミ屋敷は初めてです。「いったいどんな家なんだろう?」という好奇心もありました。でも、リビングをのぞいた瞬間――「うわっ……!」と、思わず声が出てしまいました。

目を疑った、ペットボトルに入っていた“もの”

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玄関に入った瞬間から「ウッッ……」となりましたが、リビングはもっと強烈な臭い。夏の生ごみのような異臭が部屋全体に漂っていました。ボロボロのソファー、折り重なるように積み上がったあらゆるもの。なぜリビングに調味料と生ゴミがあるんだ?と驚きました。でも一番衝撃だったのは、ペットボトルに入ったおしっこでした。見た瞬間「汚い」と思ってしまいましたが、でも、「トイレに行くのも、大変だったんだ」――おじさんの毎日がリアルに見えた気がして、胸がいたたまれなくなりました。おじさんは元料理人。お正月には豪華な手作りおせちをいただくこともあって、私の中では「華やかでパワフルな人」というイメージでした。一人暮らしを満喫していると聞いていたし、元気に過ごしていると思っていました。でも実は60歳で退職したあと、数年前から膝を痛め、だんだん動けなくなっていったそうです。私なら逃げ出したくなるような部屋で、おじさんは毎日を過ごしていました。臭いって、慣れるんだろうか。汚れって、感じなくなるのかな。そんな疑問ばかりが生まれました。けれどきっと、「少しずつ変化するもの」には気づけないんだと思います。振り返ってみると、私自身もそうでした。郵便物が一通増える、洗い物を一回後回しにする。おもちゃが一個増える――。その日は特になにも変わった気がしませんが、気づいたときには手に負えなくなっているんですよね。おじさんもきっと、日々の「少しずつ」が重なった結果、こんな状態になってしまったんだろうなと思います。おじさんの家の片付けをInstagramに投稿したところ、たくさんのメッセージをいただきました。「母が亡くなり、実家に帰ったら同じような状況に驚愕。まずはゴミからどんどん捨てています」「実兄が急病で急逝し、同じような片付けや諸手続きを経験しました……」「実家じまいのために何度も往復しています」読みながら、胸が痛くなりました。子育て中のママにも、身内の片付けに取り組んでいる人がこんなにいるだなんて……! 実際、身内の片付けでなにが困るのか聞くと、赤裸々な声が聞こえてきました。

(1)“その日”は突然やってくる

「そのうち片付けないとね」と思っているうちに、親が亡くなったり、施設に入ることになったり……。気持ちの整理もできないまま、モノと向き合うことになります。実家が遠方だと、片付けのたびに何度も帰省しなければならないし、「誰が片付けるか」という話になって、きょうだい間がギクシャクしてしまった方もいました。

(2)費用が想像以上にかかる

業者に依頼すると数十万円、場合によっては数百万円。Instagramに寄せられた声では、『見積もりで200万円と言われた』『実際に80万円かかった』『4LDKで45万円払いました』など、費用の重さに驚くケースが目立ちました。あくまで個別事例ですが、物量や家の状態によって負担が大きく変わることがわかります。また、「100万の見積もりが出て、払えないから自分たちで」と何年もかけて片付けているけど、まだ終わっていない――という方も。これが現実なんだと思いました。

(3)捨てられない

親が大切にしていたものや、親の面影が残るもの――片付けしようとしても手が止まり、感情が入るから、なかなか進みません。しかも、親が施設などで過ごしている場合はもっと複雑です。ほぼ帰れない状況なのに「捨てないで」と言われて、明らかなゴミ以外はなにも手をつけられなくなってしまった方もいました。実家じまいをして、荷物を引き取ったら2部屋が埋まった、という方も……。また、亡くなった義父の本を大量に引き取ることになり、「そろそろ整理しない?」と夫に言ったら激しく怒られて険悪になった、なんて話も聞きました。今の暮らしに影響が出てしまっています。モノって、その人の記憶とセットだからこそ、そう簡単にはいかないんですよね。私自身はもうすぐ39歳になります。親の介護も実家じまいも、まだ少し先の話だと思っていました。でも、それは違うなと、今回痛感しました。同じように、メッセージをくださった方々も、まさか自分がその立場になるとは思っていなかったはずです。親が倒れる。施設に入る。亡くなる。兄弟が――。そんな出来事は、準備ができた後にやってくるわけではありません。順番も、タイミングも、誰にも選べることではないですよね。ちなみに私は祖母から「ばあちゃんが死んだら全部捨ていいから」と言われているのですが、正直それが一番困ります(笑)。そんなことを言わず、今できることをやってほしい……と伝えましたが、捨てられない祖母にはなかなか行動できず、やっぱりいずれ私が片付けることになりそうです。祖母が大切にしてきたモノを私が捨てることになるのかと思うと、本当に心苦しいです。

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自分が片付けなければ、将来身内の誰かが片付けることになります。誰もできなければ、何十万というお金を払って業者に頼むことになります。その人の時間と体力と、場合によってはお金も奪うことになるということを自覚しなければなりません。「実家の片付けがつらくて……」と相談してくださる方がたくさんいます。その気持ち、すごくわかります。でも、今の自分の家は、どうでしょう? 自分の子どもが、いつかその部屋を片付けることになるかもしれません。片付けって、自分のためだけじゃなく、家族のためにもやるべきことなんだと、おじさんの家の片付けをすることで、リアルに感じました。「まだ大丈夫」ではなく、「いつ何があるかわからない」――そう思って、自分のモノと向き合うことが、未来の家族への思いやりになるのかもしれません。次回は、おじさんの家を片付け続ける中で見えてきた、「モノが増え続ける本当の理由」についてお話しします。おじさん家には冷蔵庫がなんと5台も……! その理由が、あなたの家にも当てはまるかもしれません。

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