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「桃太郎の要素行方不明」→どんぶらこ全カットで即鬼退治!理不尽すぎるタイパ桃太郎4コマ【作者に聞く】

  • 2026.7.6
桃太郎の話でも、主役が桃太郎じゃない!?圧縮されすぎなタイパ昔話4コマ 津夏なつな(@tunatu727)
桃太郎の話でも、主役が桃太郎じゃない!?圧縮されすぎなタイパ昔話4コマ 津夏なつな(@tunatu727)

「むかしむかしあるところに…」で始まる昔話は、意外とストーリーが長い。そんな童話を現代のタイムパフォーマンス重視にアレンジしたギャグ4コマ漫画が話題だ。パロディネタや理不尽なオチで笑える作品を制作し、Amazonにて電子書籍『4コマ1000本ノック』を無料公開している津夏なつなさん(@tunatu727)の『忙しい人のための浦島太郎』と『忙しい人のための桃太郎』を紹介する。

タイパ重視のハチャメチャな結末

「忙しい人のための浦島太郎」01 津夏なつな(@tunatu727)
「忙しい人のための浦島太郎」01 津夏なつな(@tunatu727)
「忙しい人のための浦島太郎」02 津夏なつな(@tunatu727)
「忙しい人のための浦島太郎」02 津夏なつな(@tunatu727)

『忙しい人のための浦島太郎』は、いじめられる亀を助けるおなじみの場面から始まるが、3コマ目で感謝を告げる亀が口から煙を吐き出し、浦島が老人にされてしまう。竜宮城の過程をすべてすっ飛ばして完結するのだ。

一方の『忙しい人のための桃太郎』は、「どんぶらこ」のフレーズすら登場せずに鬼退治が終わるという、原作の筋書きすら変わってしまう爆速の結末を迎える。読者からは「太郎要素行方不明」「めっちゃショートカット」とツッコミが多く寄せられた。

アイデアの源について津夏さんは、「物語のどこかの一場面を切り取ることが多い4コマ漫画で、しっかりと完結できないかに挑戦しました。時短での終わらせ方を考えると、どれも乱暴に終わらせるしかなくなるのがおもしろいなと思いました」と語る。

対照的な構成と笑いの作り方

2作は対照的なつくりになっている。浦島太郎はプロセスをすべて端折って唐突なバッドエンドを迎える破綻の笑いであり、桃太郎は唐突なハッピーエンドを迎えさせて背景を想像させる余韻を残している。「たどり着く結末は同じでも、プロセスによっては全く違った物語になるのがおもしろい」という。

4コマを考える際、オチから先に思いつくパターンとシチュエーションから考えるパターンがあるそうだ。オチから考える場合はプロセスを何パターンか考える、いわゆる「天丼」ネタになり、読者の安心感もあって描きやすい。

一方で、シチュエーションから考えてオチを模索する場合は苦戦するという。「いいオチが思いつかないときは、3コマ目で落として4コマ目でさらにオチを重ねることでなんだかうまくいったりします。苦労しますが納得のいくおもしろい作品になることが多い気がします」と、重ねネタを描く狙いを明かしてくれた。

取材協力:津夏なつな(@tunatu727)

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