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4700万年前から届いた光を自作の天文台で大発見!NASAも驚くAIに勝った快挙

  • 2026.7.3

北海道名寄市に住む男性が、世界をあっと驚かせる大発見をしました。
障害を乗り越えてつかんだ快挙を、アメリカ航空宇宙局NASAも賞賛しています。

アマチュア天文家が「超新星」を発見!

地球から4700万光年も…はるか先にある星の集団、銀河。その真ん中にある白い点。
これが今回発見された超新星「2026kid」です。
明るく見えますが、超高感度カメラで撮影されたもので、地球上から肉眼で見ることはできません。

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「超新星」とは、星が寿命を迎え息絶える直前、最後に壊れて爆発したときに放つ光エネルギーのこと。
4700万年前に放たれて、ようやく地球に届いた輝きです。

この「超新星」を発見したのは、名寄のアマチュア天文家・佐野康男さん66歳。
「手づくり」の天文台で観測を続けています。

「AIに勝ったというのは、超新星が僕に微笑んでくれたんだなと思いますね」

見えないものを見ようとして、天体観測に情熱を注ぐ北の天文家の素顔に迫ります。

自作の観測小屋 その名も「星のおーじさん」

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佐野さんは、なよろ市立天文台「きたすばる」の前の台長でした。
2016年に退任してからは、天文台の研究アドバイザーを務めるかたわら、自宅で観測を続けています。

佐野さんの観測小屋は「手作り」です。

「僕はドラムを演奏するので、パーツを望遠鏡のヘッドに使う。自分で作るというよりも、お金がないから…」

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4畳半にも満たない観測小屋を自分で作り、口径36センチの天体望遠鏡を設置したのは27年前のことでした。

当初は、近所の人にあやしまれたりパトカーが止まったりしましたが、次々と小惑星や超新星を発見すると、いつしか「星のおーじさん」として有名になりました。
ところが…。

「超新星の発見は、大型ロボット望遠鏡など『AI』にやられている。その中で発見するのは結構厳しい」

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世界的な競争で、「超新星」も各国の研究機関がAIを駆使して広範囲を探索し、いち早く発見するケースが増えています。
佐野さんのような個人が、限られた観測機材で発見することは難しいのです。

さらには、17年前に脳梗塞で左半身に障害が残り、20年以上新発見から遠のいていました。

「僕は『1本釣り』。これを釣りたいと狙う。手塩にかけた望遠鏡を使って発見するほうが感動は大きい」

佐野さんは、AIに頼らず経験を頼りに望遠鏡を手動で操作。
りゅう座にある銀河に狙いを絞って観測しました。

すると4月22日、今までなかった白く輝く点を発見しました。

国際天文学連合に報告すると、未発見の「超新星」であることが確認され「2026kid」と命名されました。

海外からも賞賛の嵐

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第一発見者として佐野さんの名が記録されると、海外の研究者やメディアが一斉に賞賛しました。

イタリアの科学誌「COELIVM」は『佐野氏は観測のすべてを、北海道名寄市の自宅の屋根が開閉する自作の私設天文台で行っている。日本が、才能あふれるアマチュア天文家を輩出している国であることを証明するものだ』と紹介。

さらにアメリカのNASAも公式ホームページで『この爆発の光は数千万年も旅を続け「超新星」として地球に届いた』と取り上げました。

障害を乗り越え、快挙を成した佐野さん。静かに喜びつつ、早くも次の「超新星」を探すため、望遠鏡を夜空に向けています。

「こういう体であっても、目的があれば達成できることを、障害を持った人たちの励みになってくれればいい」

「コスパはノーベル賞級!」

佐野さんの快挙に、HBCテレビの「今日ドキッ!」のスタジオでも、喜びと驚きの声があがりました。

ゲストコメンテーターの小樽商科大学・猪口純路副学長は「大学もいかに巨額の研究費を得るか競争している中で、手作りで。しかも世界に先駆ける発見は、コスパでいうとノーベル賞」と絶賛します。

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2009年に脳梗塞を発症し、左半身が不自由になった佐野さんにとって、観測を支えたリハビリのひとつが「バンド活動」です。
趣味のジャズバンドで、ドラムやパーカッションを担当し、地元や旭川市のライブハウスで演奏しています。

これには、ゲストコメンテーターのハンバーガーボーイズ・田村次郎さんが「音楽の力がエネルギーになって新しい星を発見した。星空ってロマンチックじゃないですか。自作の天文台で、AIに勝って、この物語がロマンチック」と話しました。

佐野さんは今回の発見で、AIに負けない「発見のコツ」をつかんだといいます。

「今年か来年中に、もう2、3個超新星を発見したい」と意気込む佐野さん。次の発見の知らせが届くのも、そう遠くないかもしれません。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年5月29日)の情報に基づきます。

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