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「日本一の動物園」の新園長 実は動物がこわかった?向き合うきっかけはヒナとの別れ

  • 2026.7.3

北海道旭川市の旭山動物園に、新しい園長が就任しました。

「どこにいるかな?3月15日にアザラシの赤ちゃんが生まれまして、デカいです。今まで人工哺育が多かったので、お母さんの母乳はすごいと改めて感じる」

Sitakke

旭山動物園で3月生まれたゴマフアザラシの赤ちゃん。成長していく姿に目を細めているのは、園長となった中田真一さんです。

ワイルドな風貌の飼育員、一方で『動物園の冊子の絵を描く』などアイデアマンとしての横顔も。

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「園長就任はまだストンと受け入れられていない…『まさか まさか』という感じ」

中田さんの初仕事から園長になるまで33年。
旭山動物園の歴史と今後の展望を追いかけました。

カバが二足歩行!?

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2005年、おり越しで飼育員が背中を向けると勢いよく襲ってくるのがアムールトラの「いち」でした。

当時アムールトラを担当していた中田園長はこう振り返ります。

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「途中で肝臓がんになってしまって立ち上がることもできず、だんだん衰弱していって、2009年に死にました。そのとき「いち」の闘病の姿を見て、動物って強いな、尊いなと教えてもらった」

『動物園の華』と呼ばれる、人気の動物を数多く担当してきた中田さん。

あざらし館の初代リーダーのを務めた2004年のときは、育児放棄されたアザラシの赤ちゃんを初めて人工哺育で育てました。

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「普通に哺乳瓶で飲ませることができないので、ゴムのチューブを胃まで突っ込んで流し込む。いやがるのでそこが苦労した」

その後、キリンやカバなども担当。
特に、カバの赤ちゃんとのエピソードが。なんと2足歩行で歩いていたのです。

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「まさかちょこちょこ歩いているなんて思っていなかった。びっくりしたのと仕草がおかしいのと」

渋々飼育員に…ヒナが教えてくれたこと

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動物愛あふれる中田さんが、動物園に配属されたのは1993年。
当時は、「7年ぶりの新人飼育員」として注目されていました。

当時は、ロックバンドをしていた中田さん。まさか動物園に勤務するとは、夢にも思っていませんでした。

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「旭川市役所の中の清掃事業所に入りたくて試験を受けて、いざ辞令をもらったら動物園だった。『渋々来た』というのが今でもすごく覚えている」

飼育員初日。キジやカピバラなど、見たことのない動物におびえながらの作業でしたが、ここでダチョウの卵を発見します。

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「ふ卵器という卵を温める機械に入れて、わけもわからず毎日コロコロしていたら、ある日ヒナがかえっていて」

なんと旭山動物園で初めて、ダチョウのひなのふ化に、新人が成功したのです。

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しかし、喜びは長く続きませんでした。

「ヒナを育てて 3日目か4日目くらいでパタッと死んでしまって。中途半端な気持ちでやっていたら、たった3日前に生まれた命を死なせてしまうことになるんだというのをヒナが教えてくれた」

「満足度を上げる」旭山の見どころ

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チームをまとめる手腕を買われ、中田さんはベテラン飼育員から園長に就任しました。
旭山動物園の新園長として、今後目指す未来とは?

「今、年間の入園者数は140万人を切るくらい。300万人のときも経験していますが、あのころは園内歩くのもぶつかるくらい。あざらし館に入るのも1時間の行列。入園者数は多ければ多いほどいいが、満足度を上げたい」

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4月29日には新しい獣舎「マヌルネコ舎」がオープンし、見どころがさらに増えます。

「マヌルネコ舎は既存の獣舎があるが、その横に斜面があり、そこを利用して獣舎を増設した。どんな動きをしてくれるか楽しみ」

人気の旭山動物園ですが、今年も見どころがさらに増えています。

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「モフモフでずんぐり」のマヌルネコは北海道でみられるのは旭山動物園だけ。6月には「ヒデ」も仲間入りしています。

また、多摩動物公園からユキヒョウのオス「コボ」が来園。メスの「ユーリ」とのペアリングが期待されています。

さらに広場が新たに2か所オープン。
年齢や身体的な能力、障害の有無にかかわらず遊ぶことのできる「インクルーシブ遊具」を導入しています。

夏のお出かけが楽しみですね!

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年4月10日)の情報に基づき、一部情報を更新しています。

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