1. トップ
  2. ヘルスケア
  3. 医師「なるべく避けるように」→実は『頻尿』を悪化させている…意外と見落としがちな“注意すべき食習慣”とは?

医師「なるべく避けるように」→実は『頻尿』を悪化させている…意外と見落としがちな“注意すべき食習慣”とは?

  • 2026.7.6
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「最近、トイレに行く回数が増えた気がする……」そう感じている方は、年齢や寒さのせいにする前に、毎日の「食習慣」を見直してみませんか?

実は、私たちが何気なく口にしている飲み物や食べ物が、知らず知らずのうちに頻尿を引き起こしている可能性があります。

今回は、意外と見落としがちな「頻尿を悪化させる食習慣」と「正しい対策」について、専門医の監修のもと詳しく解説します。

カフェイン・アルコールの「利尿作用」に注意

まず見直したいのが、普段口にする飲み物の成分です。以下の2つは強い利尿作用(尿を出す働き)を持っています。

カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど)
眠気覚ましに欠かせないカフェインですが、摂取すると尿の生成が促され、トイレの回数が増えてしまいます。「お茶なら大丈夫」と思いがちですが、緑茶やウーロン茶にも含まれているため注意が必要です。

アルコール
特にお酒を飲む習慣がある人は要注意。夜間の飲酒は睡眠の質を下げるだけでなく、夜中に何度もトイレに起きる「夜間頻尿」の大きな原因になるため、なるべく避けるようにしましょう。

完全に断つ必要はありません。「夕方以降はカフェインレスの飲み物にする」「寝る前の飲酒は控える」など、飲む時間帯と量を上手にコントロールしましょう。

意外な落とし穴!「塩分の摂りすぎ」

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

「塩分と頻尿」の関係は意外に知られていませんが、実は密接に繋がっています。

塩分を多く摂ると、体は塩分濃度を薄めようとして水分を欲しがり(喉が渇く)、水分摂取量が増えます。さらに、余分な塩分と水分を排出しようとする体の働きによって、結果的に尿の量が増えてしまうのです。

頻尿を招きやすい塩分過多の食生活

  • ラーメンやスープ類のスープを飲み干す
  • スナック菓子やファストフードをよく食べる
  • 加工食品に頼りがちである

塩分過多は高血圧などの生活習慣病リスクも高めるため、健康のためにも日常的な「減塩」を心がけましょう。

水分は「量」ではなく「タイミング」で調整する

頻尿を気にするあまり「水分を全くとらない」というのは危険な間違いです。脱水症状や尿路感染症のリスクを高めてしまいます。大切なのは「飲み方」の工夫です。

膀胱に負担をかけない、賢い水分の摂り方

日中はしっかり、夜は控えめに
朝起きてから夕方まではしっかりと水分を補給し、夕食後から就寝前にかけては量を控えめにすることで、夜間のトイレの回数を減らせます。

冷たい水より「白湯(さゆ)」
冷たい飲み物は体を冷やし、膀胱を刺激して尿意を招きやすくします。温かい白湯や、ノンカフェインの麦茶・ハーブティーなどを選ぶのがおすすめです。

改善しない場合は受診も検討を

頻尿の悩みは、カフェインや塩分を控え、体を温めることで改善するケースが多くあります。まずは今日から、食事の内容や水分の摂り方を少しだけ意識してみましょう。

ただし、食習慣を見直しても症状が改善しない場合や、喉の渇きが異常に強い場合は、以下のような病気が隠れている可能性もあります。

  • 糖尿病
  • 膀胱炎
  • 前立腺疾患(肥大症やがん)
  • 尿崩症 など

自己判断で放置せず、気になる症状が続く場合は早めに泌尿器科や内科を受診してください。


監修者:澤口達也 / 豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック

undefined

医師、医学博士、糖尿病専門医。豊洲内科・糖尿病 / 形成・美容外科クリニック院長。
糖尿病専門医として、日々、糖尿病や肥満症、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の患者さんの診療に従事し、食事指導や運動指導で数多くの方の減量を成功させている。自身でも様々な食事療法やトレーニングを実践しており、過去にはアスリートフードマイスターや加圧トレーニングインストラクターの資格を取得。また現在、健康スポーツ医、格闘技イベントでのリングドクターとしても活動している。

の記事をもっとみる