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「働いてると付き合い悪いと思われるよ」仲間外れにされたママ友グループ。だが、あえてこちらから距離をとった

  • 2026.6.30

届かなかった誘い

保育園の送り迎えで顔を合わせるママたちと、私はメッセージアプリのグループでつながっていた。

当たり障りのないやり取りはいつもあって、表向きは穏やかな付き合いだった。

ある週末、子ども同士で公園に集まったらしいと後から知った。

グループでは何の連絡もなかったのに、写真だけが楽しげに流れてくる。

「日曜、みんなで行ったんだね。知らなかった」

そう送ると、既読はつくのに返事は来ない。約束のやり取りは、私を外した個別のメッセージで進んでいたのだ。

気づかないふりで毎朝あいさつを続けていたある日、一人のママが私の前で足を止めた。

見下した一言

「働いてると付き合い悪いと思われるよ」

送迎の列の真ん中で、わざと周りに聞こえる声だった。近くにいた数人が、ちらりとこちらをうかがう。

「仕事を理由にしてさ。みんな、なんとか時間作って集まってるのに」

悪気を隠そうともしない笑みだった。胸の奥がきゅっと縮む。けれど、その言葉でかえって肚が決まった。

「その輪、こちらから抜けます」

静かに、でもはっきりとそう返した。

ママの顔から笑みが消える。

「え……」

「無理に合わせて誘われ待ちをするのは、もうやめます。仕事も子どもも、私には大事なので」

ママは言葉を探すように口を半開きにしたまま、何も出てこない。やがて視線を足元に落とし、そそくさとその場を離れていった。

やり取りを聞いていた別の保護者が、小さくうなずいたのが見えた。

見つけた居場所

無理な付き合いを手放すと、不思議と気持ちが軽くなった。グループの通知を気にする時間も、誘われたかどうかを確かめる朝もなくなった。

そんなある日、同じく時短で働く別の保護者が声をかけてくれた。

「うちも送り迎えバタバタで。立ち話くらいがちょうどいいですよね」

「わかります。気を使わない関係が、いちばんありがたいです」

そこから、肩肘張らない付き合いが少しずつ増えていった。仕事帰りに鉢合わせれば数分だけ話して、また明日と手を振る。それだけで十分だった。

あの見下してきたママとは、その後もすれ違う。けれど向こうから声をかけてくることはなく、目が合うとすっと逸らすようになった。集団の中心にいたはずの彼女が、今は私を避けている。

「お先に失礼します」

気楽に話せる人に挨拶して、私は保育園を後にする。無理に合わせていた頃より、ずっと呼吸がしやすかった。輪から抜けたことで、本当に居心地のいい場所が見つかったのだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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