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「一緒に住まない?」を毎回はぐらかす彼→部屋には増えていく家具店の紙袋、私は見限りかけた

  • 2026.6.29
ハウコレ

一緒に暮らしたいだけなのに、彼は話をそらすばかり。冷たくされているのだと思い込んでいた私が、最後にたどり着いた場所で、彼の本当の気持ちを知ります。

彼の部屋の隅に、家具店の紙袋がいくつも重ねて置かれていました。付き合って二年、月に何度も通ってきた部屋です。けれど、その紙袋が増えるほど、私と彼の距離は遠ざかっていく気がしていました。

何度も流された同棲の話

二人で過ごす時間が増えるほど、自然とその先を考えるようになりました。思いきって切り出したのは、ありふれた休日のことです。「一緒に住まない?」彼はテレビに目を向けたまま、「んー、まだいいかな」。と答えました。ただの照れだと思いたくて、その場では深く聞きませんでした。

増えていく紙袋の中身

それからも、同じ話を切り出すたびに彼ははぐらかしました。その一方で、部屋の隅の紙袋は確実に数を増やしていきます。気になって一つだけのぞくと、入っていたのはカーテンの生地見本と、見慣れないランプでした。レシートの日付はどれも最近のもので、私との約束を避けながら買い物だけは熱心な彼が、急に遠い人に思えました。

すれ違いの果てに聞いた一言

部屋の隅に固まっていた紙袋は、ついに部屋の真ん中にある机の上にまで及ぶようになっていました。続々と増える紙袋について、彼に問いただしても「なんでもない」とはぐらかすだけ。

何度聞いてもその言葉を繰り返す彼に、我慢の限界がきて、私は正直な気持ちをぶつけました。「私と住む気、ないんでしょ」。彼は珍しく慌てた顔で、「もう少しだけ待ってほしい」と繰り返すばかりです。何を待てばいいのか、理由はひとことも言ってくれません。待ってと言われるほど、置いていかれている気がしました。もう同じ気持ちではないのかもしれないと、別れという選択さえ頭をよぎりました。

そして...

数週間後、彼は私を見慣れない部屋へ連れて行きました。窓には覚えのある生地のカーテンがかかり、棚の上ではあのランプが灯っています。間取りも、家具の高さも、私が使いやすいように選ばれていました。紙袋の中身は全部、二人で暮らすための準備だったのです。うれしさと、それならどうして先に言ってくれなかったのという思いが、同時に押し寄せました。言葉に詰まる私に、彼はまっすぐ向き合って言いました。「ごめん。一緒に住もう」。ずっと聞きたかった一言に、ためこんでいた不安ごと涙がこぼれて、私は何度もうなずくことしかできませんでした。

(30代女性・会社員)

本人記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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