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【藤原ヒロシ】がおすすめする1枚。グラウンド・ビートで世界に衝撃を与えた”ソウル・II・ソウル”の『Club Classics Vol.1』

  • 2026.6.28

DJ/プロデューサーとして80年代から音楽とストリートカルチャーを牽引してきた藤原ヒロシさん。連載「MUSIC for GLOW PEOPLE」では、毎月おすすめの1枚をお届けしています。今月の1枚は『Club Classics Vol.1』
です!

MUSIC for GLOW PEOPLE〉今月のとっておきの一枚

ソウル・II・ソウルの『Club Classics Vol.1』

アートワーク=藤原ヒロシ

「Keep On Movin’」「Back To Life」などのシングルを収めた一枚。80年代末のUKクラブミュージックブームの中、大ヒットに。ただヒロシさんがSOUL Ⅱ SOULで最も好きな曲は次作に収録の「Missing You」だとか。

80年代後半のロンドンで出会ったSOUL Ⅱ SOUL

ロンドンのDJ、ジャジー・BのプロジェクトSOUL Ⅱ SOUL。今回紹介するのは彼らのファーストアルバムですが、当時のメンバーが友人ばかりだったこともあり、僕にとって思い入れの深い作品です。もともとSOUL Ⅱ SOULは、彼らがロンドンのアフリカ・センターで毎週日曜日に開催していたイベント。1987 年、現地に住んでいたMELONの工藤くんらと一緒に遊びに行ったのですが、そこでかかっていた斬新なレア・グルーヴの選曲に、驚いたのを覚えています。その後、彼らが楽曲をリリースし始めると、僕の手元にもプロモ盤が届くように。東京のクラブでよくプレイしました。ただ、当時はこれほどまでにブレイクするとは、想像もしていませんでしたね。

グラウンド・ビートの発明と斬新な手法で世界中へ広がる

彼らの功績として大きいのは、やはり「グラウンド・ビート」の発明。あのゆったりとした重みのある独自のブレイクビーツは、瞬く間に世界中へと広がっていきました。そしてそのビート上で、ラップでなくメロウなヴォーカルを聴かせる手法も極めて斬新でした。90年代初頭、ニューヨークでヒップホップ界の重鎮、ファブ・5・フレディが「SOUL Ⅱ SOULは、ヒップホップ界のシェイクスピアだ」と口にしているのを聞きました。その言葉どおり、彼らの音楽はある種の革命だったと思います。

ふじわらひろし
1964年三重県伊勢市生まれ。音楽プロデューサー。fragment design主宰。アルバム『slumbers 2』、GLOWのMUSIC連載をまとめた書籍『MUSIC 100+20』が発売中。
Instagram: @fujiwarahiroshi

※GLOW2026年7月号より

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