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波に委ねたダンディズムの新境地、「ルイ・ヴィトン」2027年春夏メンズ・コレクション

  • 2026.6.27
Louis Vuitton

メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスは、メゾンがDNAレベルで大切にする「ダンディ」と、「サーファー」に共通項を見出した。一見、異なる世界線に見える両者は、旅を愛し、機能性と職人技にこだわるスピリットの持ち主。共通の価値観を宿したハイブリッドな紳士像を掲げ、熱波が猛威を振るうパリでビッグウェーブを巻き起こした。

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パリ国際大学都市の敷地内に設営された屋外会場では、水の流れる轟音が響き、中に入る前から特別な空間を予感させた。爽やかなマリンノートの香りに誘われエントランスを抜けると、目の前に飛び込んできたのは高さ7.9メートルの巨大な波。足元には砂が敷き詰められ、天候までをも味方につけた灼熱のビーチがゲストを迎えた。
この壮大なセットは、ファレルが自らデザインを担当。彼にとって「波」とは、あらゆる違いを超え人々を受け入れる平等主義の象徴。その波と呼応するサーフィンを、単なるスポーツではなく文化や信条、国境を越えた世界共通のライフスタイルと捉え、今コレクションではサーフコミュニティに焦点を当てた。

Louis Vuitton
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波間から現れるモデルが着こなすのは、テーラリングからウェットスーツまで、都会的なラグジュアリーとラフで自由なスピリットを、ボーダレスに行き来した装い。ブルー、グリーン、パープル、そしてベージュなど、目の前に広がる光景とリンクした色彩をベースに、素材感やシルエット、レイヤードがもたらす奥行きで、新しい“ダンディズム”を追求する。

Louis Vuitton
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Louis Vuittion
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要所で利かせたボヘミアン調のニットやローブコート、個性豊かなアノラックは、サーファーがサーフィンの後に羽織るアウターがヒントに。タイドアップをブルゾンや切りっぱなしのデニムショーツでカジュアルダウンしたアプローチには、ファレルにそしてサーフカルチャーに影響を与えた、スケートボードへのリスペクトが込められている。さらに貝殻で装飾したデニム、パームツリー柄、目が覚めるようなアシッドカラーなど、プレイフルなモチーフをちりばめ、リゾートならではの高揚感を印象づけた。

Louis Vuitton
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ゲストを惹きつけたのは、モデルが持つアイテム。スーツでサーフボードを抱える姿はまるでサーファーのオンオフを表しているよう。バッグも、ソリッドなカラーブロックで仕上げた“ダミエ”や、ビジューを施した“モノグラム・フラワー”など、ポップな表情をまとい、海のたくましさと楽しさを全身で表現した。

Louis Vuitton
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毎シーズン、ファレルがプロデュースし注目される音楽は4曲の構成に。アンジェリーク・キジョー、クエイヴォとの新曲「Bando」がフィナーレを飾り、アフロビーツにファレルならではのポップ感とブラスをミックスした陽気なサウンドで、会場はハッピームードに包まれた。またこのコレクションを機に、「ルイ・ヴィトン」はフランス領ポリネシアにおけるサンゴ礁再生の取り組みを進めるため、コーラル・ガーデナーズへの支援を発表。1,000株のサンゴの植樹をサポートし、2026年に250平方メートルのサンゴ礁生息地の修復を掲げる。

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誰もが平等に、ありのままでいられる居場所として、その大切さが改めて問われた「波」。ファレルがファッションやカルチャー、そして社会活動を通じて私たちに示してくれたのは、あらゆる違いの壁を溶かし、世界をフラットに繋ぐクリエーションの力。服の枠を超え、世界にポジティブなうねりを巻き起こす、彼ならではの愛と信念に満ちたビジョンが、夏の夜のパリで結実した。

Hearst Owned
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