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「この後、うちに寄っていかない?」笑顔で家に招いてくれたママ友の手料理→悪意を悟って背筋が凍った夜

  • 2026.6.28
「この後、うちに寄っていかない?」笑顔で家に招いてくれたママ友の手料理→悪意を悟って背筋が凍った夜

お茶帰りの、軽い誘い

ママ友たちと近所のお店でお茶をした帰り道だった。彼女が私の腕をそっと引いて、笑顔でこう言った。

「この後、うちに寄っていかない?」

断る理由もなかったので、私は自分の車で彼女を家まで送り、そのまま上がらせてもらうことにした。気のいい人だと、その頃はまだ思っていた。

「いつもありがとうね、来てくれて」

そう言って彼女は、台所で何かを温め始めた。窓の外が暗くなる頃には、彼女は缶を開けて晩酌を始めていた。

私は車だったので、お茶を一杯もらって付き合うことにした。

「あなたの分も、ちゃんと用意したから」

小皿に取り分けたつまみを、彼女は私の前にすっと差し出してきた。

齧った瞬間の違和感

湯気の立つウインナーは、見た目にはなんの変哲もなかった。表面に塩がふってある様子もない。私は礼を言って、一本を口に運んだ。

その瞬間、舌の上に塩の塊が広がった。

「……ん?」

思わず声が漏れた。しょっぱい、なんてものではない。海水をそのまま固めたような、ひりつく塩辛さだった。私は箸を止めて、残りの一本をそっと割ってみた。

切れ目の奥に、白い結晶がびっしりと詰め込まれていた。

「ウインナーの中に塩がぎっしり」

思わず口に出してしまってから、私は慌てて自分の口を押さえた。表面ではなく、わざわざ切れ目を入れて、その中に大量の塩を押し込んだとしか思えなかった。うっかり振りすぎた、では絶対に説明のつかない量だった。

他の小皿のつまみは、どれも普通の味だった。私の皿のウインナーだけが、そうなっていた。残りの一本も割ってみると、やはり同じだった。

笑顔の奥にあったもの

顔を上げると、彼女は缶を傾けながら、こちらをじっと見ていた。さっきまでと同じ、穏やかな笑顔のままで。

「あら、お口に合わなかった?」

その一言に、背筋がすうっと冷えた。何か言おうとしたけれど、口にすれば「間違えて入れちゃった」と笑ってかわされるのが目に見えていた。そして彼女は、私がどんな顔をするか、それを見たがっているように思えた。

「……ううん、大丈夫。ごちそうさま」

私はそれだけ返して、できるだけ早くその家を出た。車のハンドルを握る手が、まだ少し震えていた。

あの切れ目に塩を詰める姿を想像すると、笑顔で私を招き入れた手と、同じ手だとは思えなかった。

まっすぐ帰ればよかった、と何度も悔やんだ。卑劣なことは、いつか必ず本人に返ってくる。だから私から何かするつもりはない。ただ、あの笑顔だけは、今も忘れられないのだ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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