1. トップ
  2. エンタメ
  3. ネトフリ本編で“カットされた”シーンも公開…!「いい映像なのに」わきを固める2人の空気感【Netflixドラマ】

ネトフリ本編で“カットされた”シーンも公開…!「いい映像なのに」わきを固める2人の空気感【Netflixドラマ】

  • 2026.8.8
undefined
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』Netflixにて独占配信中

近年、テレビドラマで共同制作が進む日本と韓国だが、Netflixオリジナル作品でも日韓の協働による作品が次々と生まれている。

今年、日本のNetflix最大の注目作といえば、韓国のヨン・サンホが脚本を手掛けた『ガス人間』だろう。しかし、この作品以前にも、Netflixオリジナルで日韓共同制作の秀作が存在する。

2025年に配信された『匿名の恋人たち』は、2010年のフランス・ベルギー合作映画を原作に、日本を舞台として日本人と韓国人キャストを起用して制作されたロマンティック・コメディだ。主演は『ガス人間』と同じく小栗旬、そしてヒロインには韓国を代表する女優の1人であるハン・ヒョジュを迎えた。

本作は、人に触れられない男性と、人の目を見られない女性という、およそ恋愛には向いていない2人が織り成す物語だ。その2人をつなげるのはチョコレート。作品全体が、とろけるような甘さに包まれた一作に仕上がっている。

触れられない男と見つめられない女を結ぶチョコレート

人気のチョコレート専門店『ル・ソベール』には、ある秘密のショコラティエが働いている。匿名ショコラティエのイ・ハナ(ハン・ヒョジュ)は視線恐怖症を抱えており、人の目を見て会話することができない。そのため、引きこもってチョコレート作りに励んでいる。ル・ソベールのオーナー・黒岩はそんな彼女の才能を見抜き、店の看板メニュー『ピュアケンジ』を任せてきた。

しかしある日、黒岩が死去。ル・ソベールは存続の危機に陥る。それを好機と買収を持ちかけたのが、大手菓子メーカーの双子製菓だ。その御曹司である藤原壮亮(小栗旬)が、ル・ソベールの新たな代表に就任することになった。
壮亮は接触恐怖を抱えており、他人に触れることができないことに悩んでいた。接触恐怖は彼の仕事にも支障をきたしているが、これをいい機会と捉え、会社のブランドイメージ向上のために奮闘しようとしている。

undefined
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』Netflixにて独占配信中

壮亮はル・ソベールの営業再開に向けて、匿名ショコラティエに対面でのミーティングを持ちかける。それはハナにとって大変ハードルの高いことだが、勇気を出して店に向かう。しかし、バイト募集と勘違いされ、事態はおかしな方向へ転がっていく。
そして、店でアクシデントが発生。ハナと壮亮はもつれ合うが、その瞬間、壮亮はハナに触れても症状が出ず、ハナも壮亮の目を見つめることができた。なぜか自分の抱える恐怖が出ない不思議な現象に驚く2人は、もしかして運命の相手なのかもしれないと距離を縮めていく。

物語は、2人のトラウマ克服とチョコレート作りへの情熱が並行するように進んでいく。2人の恋愛に加え、壮亮の友人・高田寛(赤西仁)とカウンセラーのアイリーン(中村ゆり)との恋模様、さらには壮亮の父親といとこが進めるル・ソベール乗っ取り計画の陰謀まで絡めて展開していく。

undefined
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』Netflixにて独占配信中

脚本を担当したのは、韓国側のキム・ジヒョン。ラブコメ要素と会社の陰謀など、随所に韓国らしさが覗く。人に触れられない男と人の目を見られない女の恋愛という大胆な設定を、力業でロマンティックに仕上げていく。その展開力には、日本のドラマではあまり見られない魅力がある。

監督を務めたのは、数々の映画やドラマを手掛けてきた月川翔。『君の膵臓をたべたい』などの切ないロマンスや『黒崎くんの言いなりになんてならない』などのラブコメ作品、さらにはNetflixの『幽☆遊☆白書』といった大作まで手掛ける、経験豊富な演出家だ。月川監督の演出は、日本映画らしい落ち着いたテイストで、日韓双方の味を加味した作風と言えるだろう。

打って変わった小栗旬と、大人の可愛さを放つハン・ヒョジュ

本作の魅力の大部分は、キャストにあると言っていい。小栗旬は、『ガス人間』とは打って変わって、接触恐怖を抱える繊細な男性を演じている。大手企業の社長の息子で、将来は会社を継ぐ立場でありながら、父親の言いなりになることを良しとせず、もがき苦しんでいる。どこか頼りがいがなさそうな雰囲気も新鮮で、いつもよりもかわいく感じられる。しかし、ビジネスマンらしくスーツの着こなしはカッコよく、そんなギャップが魅力的だ。

相手役を務めるハン・ヒョジュは、日本語の芝居に挑戦しているが、大変流暢な日本語を披露している。長年日本に暮らす韓国出身のパティシエという役どころに説得力があり、彼女のパフォーマンスがこの作品の肝になっていると言っていい。日本の作品では、2014年の映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』や2021年の映画『太陽は動かない』などにも出演してきた。そうした実績を買っての抜擢だと思われるが、それだけにとどまらず、大人の可愛さを自然体で表現している。

対照的な空気感さを放つ赤西仁と中村ゆり

undefined
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』Netflixにて独占配信中

また、本作のわきを固めるカップルを演じる赤西仁と中村ゆりは、小栗旬&ハン・ヒョジュのかわいいカップルとは対照的に、セクシーさを打ち出しているのが印象的だ。
特に赤西仁の演技に目を見張った視聴者は多かったようだ。レビューサイトでは「目の保養」といったコメントが目立つ。そんな魅力を存分に振りまいた赤西だが、セクシーすぎて本編からカットされたベッドシーンも存在する。こちらは特別にYouTubeで公開されており、「見られて良かった」「いい映像なのにカットもったいない」と言った声も聞こえている。

相手役の中村ゆりも大人の魅力が全開だ。かわいいカップルとセクシーなカップルの両方を楽しめるのも、本作の魅力の1つと言える。
そのほか、毎回美味しそうなチョコレートが登場し、食欲も刺激してくる。チョコレートとロマンス、2つの甘さを同時に味わえる作品だ。


出典:寛(赤西仁)×アイリーン(中村ゆり)本編未公開ベッドシーン | 匿名の恋人たち | Netflix Japan| YouTube公式

Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』Netflixにて独占配信中

ライター:杉本穂高
映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。X(旧Twitter):@Hotakasugi

の記事をもっとみる

注目コンテンツ