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どっちが正しい打ち方?スコアアップしたいなら″ショートウッド”を使いこなそう

  • 2026.6.25

『ニホンオープン』という、クラブを2本しか使わない大会に参加した経験がある今野一哉コーチ。パターのほかにもう1本選んだのは7Wだった。

その理由は「ティーショットでは距離を出せますし、なんといっても状況に応じて、さまざまな距離や球筋が打てる。アプローチもできます!」だそうだ。

この1本で回れるといってもいいほど万能なショートウッド。活用すればコース攻略の幅が広がり、スコアアップすることは間違いなしだ!

「ショートウッド」使いこなしレッスン!

どっちが正しい打ち方?スコアアップしたいなら″ショートウッド”を使いこなそう
「ショートウッドは“ いいとこどり” のクラブなのです!」

3 、5 W が苦手なら7 、9 W がオススメ!使い勝手のよさはショートウッドのほうが勝る!

左足前のボールを打つイメージがソールをうまく滑らせる

通常のボールの位置は左カカトの前よりボール1個ぶん内側だが、ソールを滑らせる感覚をつかむには左足前のボールを打つイメージが有効。実際に左足前のボールを打つ練習も効果的だ

ボールを真ん中に置くと、クラブが鋭角に入りやすくヘッドが抜けにくい

ヘッドをボールに届かせようとして上体が突っ込こまないように注意

ヘッドを緩やな角度で入れればソールの機能が生きる

左足の前にボールがあっても、手前からヘッドを入れてソールを滑らせるイメージで打つ

[7W・UT・3Ⅰ]ショートウッドは用途が広い

どっちが正しい打ち方?スコアアップしたいなら″ショートウッド”を使いこなそう
左:もっとも自由自在に使える中央:出球が強くなりすぎるのが難点右:ソールが超薄くて難しい

ロングアイアンは難しいクラブの代名詞。5W やUTは球が強くなりすぎて、距離のコントロールがしにくい。ショートウッドはいろいろな球筋を簡単に打ち分けることができる、もっとも引き出しの多いクラブ。

大きい曲がり幅をイメージすれば逆球は絶対に出ない

ショートウッドはフェアウェイウッドのなかでもやさしく打てるので、ショットの平均点が上がる。ということは、ミスもそれだけ減り、スコアがまとまりやすいのです。ピン位置などの状況に応じてドローで攻めたい、フェードで安全に行きたいなど球筋のコントロールがしやすいのも長所。

また、低い球で通常よりも前に飛ばしてプラス10ヤード、高い球で止めてマイナス10ヤードと、飛距離の調整もできます。

大切なポイントは、中途半端に球筋を曲げないこと。体を極端なくらい右や左に向けて構え、大きく曲げるつもりでスイングしましょう。こうすると、絶対に打ちたくない逆球が出るのを防げます。

クラブを左に倒して両腕を回旋する
➡大きく左に曲げるドローでプラス10ヤード

クラブを右に傾けて両腕の回旋を抑える
➡大きく右に曲げるフェードでマイナス10ヤード

ノーマルのアドレスとフォロー

フォローでシャフトがやや右に傾くのが基本形。ここからのアレンジで、球を曲げて飛距離を調節する

ターゲットラインに対して平行に立って構える

ドロー

トップの捻転を深くして、クラブを低く振り抜いていく。出球が低くなって距離の出るドローが打てる

ドローは体を右に向けて構える

スクエアなアドレスから右足を下げて、左足を少し前に出す。肩や腰も大きく右に向けて極端なクローズスタンスで構える

フェード

クラブを立てたコンパクトなトップを作る。そこから振り抜くと打ち出しが高くなり、距離を抑えたフェードが打てる

フェードは体を左に向けて構える

スクエアなアドレスから左足を少し下げて、右足を前に出す。肩と腰も大きく左に向けて極端なオープンスタンスで構える

縦距離の幅は±20ヤード

今野の7W の通常ショットは210ヤード。ドローは220ヤード、フェードなら200ヤードと20ヤードの幅で打ち分けられるという

【パンチショット】インパクトしたら終わりの感覚で打つ

どっちが正しい打ち方?スコアアップしたいなら″ショートウッド”を使いこなそう
ピンの位置が手前側で、しかもバンカー越え。こんな状況ならショートウッドのパンチショットが有効

バンカー越えでピンが手前側。風向きはアゲンスト。こんな場面は、アイアンよりもショートウッドをチョイスしてください。クラブを短く持ち、打ったら終わりのパンチショットを打つ。

上から打ち込むぶんボールの初速が速くなりますが、スピンによって高く上がってゆっくり落ちてくる。つまり「打ち出しは風の影響を受けにくい強い球、落ち際は上からソフトにランディングする止まる球」になるのです。

距離感をつかんでくると、グリーン回りやピン位置などによって最適な球筋で乗せる、攻めの選択肢の幅が広がりますよ。

ショートウッドでのパンチショットの弾道は、初速が速く、打ち出しは低いけど途中から高く上がってゆっくり落ちてくる。アゲンストの風を利用して、距離をかせぎたいときも使える

シャフトに近い部分を握り、クラブを短く持つのがコツ

7番アイアンの感覚でコンパクトなトップを作る

ソールを芝にぶつけるイメージでインパクト

打ったら終わりのイメージでOK。惰性でクラブが勝手に出て行くが、フォローは意識しなくていい

【フェアウェイバンカー】ソールが広いからアイアンよりも簡単

どっちが正しい打ち方?スコアアップしたいなら″ショートウッド”を使いこなそう
幅広いソールが大ダフリのミスを防いでくれるから、飛距離のロスが少なくなる

フェアウェイバンカーでの最悪のミスはダフリです。アイアンはヘッドが砂に潜って大ダフリになり飛距離がまったく出ないことが起こりますが、ショートウッドならダフリを大きく軽減できます。

ソールが広く、バンス角が大きいウエッジと同じ効果があるのです。ボールの手前からソールを滑らせてもいいし、アイアン感覚で上から打ち込んでも砂の中まで入っていかないから安心です。

距離としては、140~170ヤードまではショートウッドでの脱出がオススメ。振り幅やクラブを持つ長さで距離をコントロールする。このほうが簡単だし、大きなミスにならないのでグリーン近くまで確実に運べます。

フェアウエイバンカーでは払い打っても打ち込んでもOK

ボールの手前からソールを滑らせてもいいし(右)、アイアンのようにダウンブローに打ってもいい(左)

いかがでしたか? ぜひ、レッスンを参考にして練習してみてください。


レッスン=今野一哉
●こんの・かずや/ 1982年生まれ、千葉県出身。蝶ネクタイをトレードマークに、さまざまなメディアで活躍。アマチュアレッスンにも精力的に取り組み、昨年は子ども向けのレッスンスクール「キッズゴルフクラブ」を江戸川区・平井駅の近くにオープン。

構成=三代 崇
写真=相田克己
協力=木更津ゴルフクラブ

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